素敵な言葉でした。
ファッションは雑誌や映画などを見て真似すること、
スタイルとは自分でつくるもの。
何だか、本当に心からうなずいてしまった、そんな言葉でした。
先日、N.Y.から来日された素敵なお店を何十年もやられている方のある雑誌でのインタビューで聞いた、重くて強い言葉。
確かに私もいつの頃からか自分なりにそんな風に感じてはいたのですが、ここまではっきり言い切られると、とても気持ちよくこれからの自分の目標がまた一つ明確になったそんな感じでした。
若い頃はいつもたくさんのことの物まね、本、雑誌、映画、と良いと思うものは何でもかんでもすぐやってみたガール。そして、周りの反応を見て、似合わない、良いかも、すごくいいかも、新しいかも、そんな風に感じながら本当にいろいろなものを買っていました。
でもそれがいつの頃からか、自分らしいもの、自分のスタイルに拘り、作り上げていった私らしさ。それが今では一番、気持ちよいと感じています。
働くことをまじめに考えるようになり、また自分が会社の代表として意見を言わなくてはならない、決めなくてはいけない仕事、責任などが増えてきた30代以降はますます、自分らしさと、お目にかかる方との距離、話す内容などを考慮して、ある意味自分らしさを守りつつ、敬意と品位を感じられるようなスタイルを心がけるようになりました。
そして、今は時々自分なりにそのスタイルを崩したり、よりグレードアップしたりしながら楽しんでいます。ここに行き着くまではたぶん15年以上がかかり、家が一軒は軽く買えるぐらいの金額を自分に投資したことになったと、自己嫌悪と自我自賛しているそんな感じですが。
つまり、スタイル探しは自分探し。強いては自分の能力の開発だと思っています。
そう思うと、毎朝、その日に着ていくものを決めるのはなんとも重要で大切なことか。
そう思うと楽しみがまた増えた、、、、そんな嬉しい毎日です。
Comments [2]
高橋さん、はじめまして!
朝日新聞の記事を拝見して、こちらのサイトにお邪魔しました。
常にファッション界の第一線で、真摯に活動されてきた高橋さんの
お言葉の一言一言は、胸にストレートに響きます。
私も40歳を目前にした今、ようやくおしゃれの奥深さがわかりはじめたことを実感しています。
おしゃれとは、ただ流行の洋服に身を包む事でもなく、自分に似合ってさえいればいいことでもない気がします。
もちろん自分に似合う洋服を捜し求める事だって、容易ではありませんが。
自然を愛でる心や、人に心配り出来る事、料理を作ること。
それらのことも含めたスタイルが、ファッションではないかと思っています。
そう考えると、毎日が真剣勝負で、とってもわくわくしてきます。
これからも時々こちらにお邪魔したいと思います。
高橋さんが新しく作られているお店、楽しみにしております。
まり子様
メールありがとうございます。
また嬉しいお言葉私に負けずに頑張りたいと思っていますので、宜しくおねがいします。毎日わくわくしする気持ちを持ち続けるのは難しいものです。
でも、そういう気持ちだけは失いたくないものですからね。
よい週末を。。。。
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