何年かに一度、私は友人と二人で少し優雅でのんびりした旅行をしています。 最近は、2年前のちょうど今頃、私が会社を移ることもあって気分転換にと、急に思いついて京都に2泊3日で出かけました。お寺めぐりももちろん、その頃話題の美味しいレストランめぐりや、骨董屋さんでは、美しい食器にうっとりしたりと、本当に楽しい時間でした。若い頃、京都が好きで、よく出かけては歩き、少しずつお金をためて集めた古いお皿や器のことなど、いろいろな事が思い出されて本当にいい気分でした。しかし、それから15年以上が経ち、久しぶりに出かけたこともあり、この時はかなりリッチで大人な感じと、(あの事よりはほんの少しですが、お金にも余...
OLD midroom
6月3日、世間はワールドカップ一色。 しかも翌日が日本の初戦、ベルギーとの対戦前日。私は久しぶりにイブニングドレスに身を包み、あるホテルでのベルギー皇太子主催のパーティに出かけました。 すごい人数の報道陣、そして600人にも及ぶご招待者。会場にはブラックタイのお洒落でエレガントな男性、そして着物や美しいイブニングの女性であふれていました。 そしてそこに、この日の主賓、皇太子、そして雅子様ご入場。全員がもちろん起立して拍手でお迎えする中、なんとも仲の良いお二人を拝顔しました。にこやかで、優しく雅子様を気使う皇太子様は本当に好感が持てました。こういうことを言うのは、もしかしてとても不謹慎かもしれま...
ファッション雑誌を見ていて、時々そんな服、そんな着方って本当にするのかしらと首をひねる事がある。もちろんファッションといっても幅広く、モードといわれるかなりトレンド性の高いデザイン、クリエイティブ力の強いものや、コンサバといわれるトラッドをベースにしたような保守的な服、そしてその中にもモダンで都会的なコンテンポラリーなものなど、マーケティング用語をならべても仕方がないけれど、本当にさまざまな形で紹介されている。 でも私はいつもここで気になることがある。それは、おしゃれをする、おしゃれの楽しさとは、本当は何なのか?そして自分らしいスタイルってみんなはどのように思っているのかしら。 私は、若い頃か...
この業界こんな人がいるから誤解されてしまうのではと思う事が時々あります。 例えば、あまり親しくなくても、その方が私のことをとてもよく知っているように言われたり、名刺交換した事が一度あるだけなのに、その方と私は親友になったり、古くからの友人という方までいたりして本当に面白いものです。誰かの友人、そのまた誰かから聞いた事なのに、いかにも自分が直接聞いたように話す事のとても上手な方までいたりして、この業界何だか混乱してしまう時もあったりします。また、年に1、2回どこかで偶然お会いするたびに、「今度ご飯でも食べに行きませんか?」と何年も言うだけの人など、信じやすい体質の私は、若い頃はとてもとまどったも...
このところ、大人のおしゃれな遊び場がないというのが私の悩みです。 昔のように、毎日毎晩遊びまわる事は、さすがにありませんが、たまには馬鹿騒ぎ、朝帰りもしてみたいものです。その際に行く所も、美味しいご飯、ゆったりしたバー、で終わるのではなく、ノリノリでライブが聞けたり、クラブではなく大人のディスコのようなところで踊り狂いたい気分の時があります。 ちょうど、1980年代後半から1990年バブルの頃を境にして、どんどん少なくなりつつある大人の遊び場、しかも女の30代位以上の人がのんびり出来たり、いい気分になれたり、皆で騒げたりするところが何だか全然ない!そう思いませんか? 少しおしゃれして、皆で遊び...
私にはとても大事な友人が何人かいる。 もちろん大事と思えるのには訳があり、何でも話せる、会うと楽しい元気になる、刺激になる…など、いろいろな理由はあるけれど、知り合った頃この人となら、永いお付き合いができるのではないかと思える理由の一つにその人からの些細な一言だったりする事があった。 例えば、食事をご馳走になった時には、すぐにお礼の電話やメールが来る。例えば、少し落ち込んだときにメールをしたり弱音を吐いたりしたときに、ホンの一言「頑張ってね。」とか「大丈夫よ、そんなことはよくある事、時間が解決してくれるはず。」「それより、この間ごはんした時元気がなかったけど、何かあったの…。」のように、その時...
お店がオープンして7ヶ月がたち、最近ますますこの仕事の難しさを感じています。 お店に来てくださっているお客さまはいったい何を一番望んでいるのだろうか? また一番やってほしい事は何だと思っているのだろうか? と、時々考えだしてしまい、眠れなくなってしまうこともしばしば。 お店に並んでいるものも、本当に今のままの商品でいいのだろうか、サービスは満足しているのだろうか、接客や応対に問題はないのだろうか…。 それでも売れるもの売れないものが出来てしまうのは何故なのだろうか。イメージはどのように外の方には届いているのだろう、そしてそれをどのように理解し、それを彼らはどのように感じているのだろうか。何だか...
先週、友人の方が何人かでオープンしたというプライベートなバーに伺いました。 すると、そこはなぜか新しい仕事、会社を始めたという方々の溜まり場でした。 場所は恵比寿と広尾の間の、古いけれど立派なマンションの一室。広いダイニングには、すでに何人かの方が見えていて、飲みながら楽しく話していました。もちろん、彼らはもともとの友人という方もいましたし、ここで初めて知り合ったという人たちもいましたが、本当に楽しそうにまた熱く語り合っていました。そんな中に、突然見たことのない人(私が)が登場しましたが、皆さんとても快く迎えてくださり、すっかり打ち解けてみんなと話し始めたのです。 そこで、話を聞いて驚いたのは...
よく仕事で人にお目にかかると、「何年生まれですか?」と聞かれる事があります。 多分その時に聞いてくださる方は、ご自分と私が同じくらいと思っていらっしゃっての事と感じます。でも最近、男性・女性問わず、私が誰よりも一番年上ということがかなり増えてきています。嬉しいような悲しいような感じが時にはしますが、これも事実なので、いつも隠すことなくお答えするようにしています。 でも、私のいる業界は本当に年齢不詳の方が多く、何十年も以前から全然変わらない方なども本当に沢山いらっしゃいます。その訳を私なりに分析してみると、いつも元気な人、パワーのある方に接していて、常にドキドキしたり、ワクワクする事が多いからの...
春になったからでしょうか、私は今おしゃれをしたい気分です。 もちろん、働いている時間、人にお目にかかることが多いということもありますが、“女40代”なりたい自分探しを止めるのはまだまだ早いと思っているからです。 それに、働いている友人に会うと、みんな、きちんと自分のスタイル、似合うものを着こなしていて負けてはいられない感じです。お店に来てくださっているお客様も本当に美しく品のいい方が多くて、見ているだけで嬉しくなってしまいます。つまり、おしゃれをしている人はもちろん、自分もいい気分なのですが、周りの人も楽しい気持ちにしてくれるもの、そう思いませんか? 例えば、毎朝今日の自分の予定を考え、会う方...