やせ我慢ではありませんが、一人の時間や空間が今の自分には必要だと気付きました。
子供の頃から、もちろん我侭放題、自由に育ててもらった現状とは裏腹に、母親が働いていたからでしょうか、保育園、祖母、祖父、お手伝いさん、母方の義理の姉というようにたくさんの人に育ててもらった私はかなり辛抱強く、しかも意外と我慢強いところのある女の子でした。その上、母方の実家が自宅と近いこともあり、子供頃から自分の家以外で泊まることも普通の子供以上に多く、実は神経質な点とどこでも一人で過ごすことができる二面性もあったりします。
そんな子供時代が功を奏して、今でも軽い荷物と心で、どこにでもさっさと出掛けて行けるのかもしれません。良い意味での早いうちからの親からの自立?も、できていたような子供でした。大人になることは一人でも生きて行かなくてはならないこと。と自覚するのと同時に、仕事をしだすと実際は一人で決めなくてはならない、動かなくてはいけない事はたくさんあるけれど、それでも一人で2週間も食事をしたり、一言も話さずにいるのが嫌、寂しいという人には、私のような一人で国内外問わず出張に行くという仕事は向かないかも知れません。だって何日も日本語や言葉の通じ無いところに一人で行かされたことも、今まで何度もあったり、、、、食事のオーダーさえもままならないこともあったし。自分の勘を信じてお店を選び、一人での食事、それもランチならまだしも、夜のディナーなんて、“もう割り切って美味しいもの食べて自分で自分を励ますしかないでしょう”そんな気分で過ごした数々の夜。(国内、国外問わず。)一人が寂しいなんて、毎日毎晩感じていたら、やっていけない!仕事とは出張とは孤独との戦いと、最初の頃は感じたものでした。それがいつからか、孤独は楽しい自分ひとりの時間となり、今やなくてはならないことや、頭を整理する時には大切な時間となりました。 そして、出張に行かなくても、時々は一人の時間を楽しむような食事の仕方、バーなど、ひとりで行けるお店を増やします。少し高くても落ち着けて、居心地の良い空間。あまりベタベタと干渉しないお店の人との距離も楽しんでいます。そしてそういう時に交わされる会話は、仕事とは違うプライベートでノンビリしたやりとりで確実に気分転換になっています。 そんなことの繰り返しが、自分を客観的に見れる時間を持つ、持てる、こんな一人の時間となり、今ではとても好きになりました。
長く働いていると自分に甘くなってしまったり、日々のバタバタに流される事が多い中で、新しい物の考え方、想像力、自分らしさを見失わずにやっていく為にも、こんな時間や過ごし方は必要不可欠です。自分に嘘はつかない、気持ちを強く持つ、人を裏切らない、自分を信じる、地に足のついた生き方、考え方、それでいて楽しい気持ちで仕事を続けていきたい、、なんていろいろと考えたりして。でも一人では仕事は出来ないし、、、、長く仕事をすればするほど、感じる孤独な時間、戦い?やはり何事も楽しいと感じながらやるしかないでしょ、なんて。
孤独が楽しくなるような、仕事を求めて。
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