海外に行くと昔はブランドめぐりに時間を費やしたり、お買い物の明け暮れていたものですが、最近は人を見ることが一番楽しいと感じるようになりました。お洒落なカフェで、自分が見られていることを楽しいでいる人たちや、お友達と話をしていたり、好きな人とベタベタしていたり、本当に外国の人は自分本位、自分勝手なところがなんとも面白いとしみじみ感じてしまいます。
日本だったら、日本人だったら少しは遠慮や恥じらいのようなものがあるのでしょうが、何しろ彼らには全然そういうところがありません。むしろ見られている事を誇らしげに楽しんでいるから不思議です。皺も、シミも、もちろんすべてが自分、自分の今まで生きてきたことを見て欲しいとでも言うように、本当に隠そうとしないところが潔くて大好きです。センスは知性、教養は自分の家族、クラス社会をも表し、そこにはそこだけの掟、秩序が子供の頃からあるし、教え込まれているから身のこなし、しぐさがとても優雅で美しいと感じてしまいます。
いつも仕事をしているとセカセカ、バタバタ歩いている私も、海外に行った時とかは、何故だかスローな動き、話し方になるのは、やはりそういう周りの人からの影響や心境の変化でしょうか。そして何よりも姿勢を正し、前を向き女を意識して歩く事を楽しんでいる自分がいたりします。海外では何年か前から、どのお店に行っても“マダム”と呼ばれることにも慣れ、何だか年をとることが楽しく感じれるから不思議です。日本では“おばさん?”の呼び名でくくられてしまう、40代以上の私も何だかとてもいい気分です。 そして、何といっても男の人の視線、、、これが日本(日本人)とは大違い。いやらしく下から上までみるというのではなく、本当に優しく、暖かく、セクシーなジロジロさ加減?がなんともいい感じです。日本人の苦手な目で話す、伝えることも彼らはなんとも天才的に上手ですし、ね。
こんな風に違う国に行けば行くほどいろいろな世界、人が見えてきて本当に楽しいものです。そして、行く前と帰って来た時では大人の定義、自覚が何故か微妙に私の中で変化したりしてくるから不思議です。 いつの日か、自分のスタイルを持ち優雅に華やかに年を重ねた大人の女になりたい。年齢、見え方だけではない、中身と、知性の伴ったセクシーな大人、そして出来ればいつまでも男の人にジロジロと見られるような魅力的な女(ヒト)でありたい、、、50代に向けての目標がまた一つ増えました。
※ コメントはすぐに反映されません。公開されるまでにお時間をいただきますのでご了承ください。