夏の季節が凄く好き。陽射しがどんどん強くなり、熱いよー!なんて言っているんだけれど、自分の存在、肌が太陽にさらされて生きてる感じがとても強くするから。
若い頃から「色の白さは七難隠す。」と母に何度も、何年も言われても、やっぱり夏は黒いのが好き、そのほうが自然で好き。中学生の夏、初めて男の子の友人と海に行き、真っ赤になって家に戻った時、母にどれほど怒られたことか。この時期、あの時の光景が昨日のことのように目に浮かびます。それから、バレー部、陸上部とスポーツ少女になり、夏は皆で合宿三昧、母の嫌いなショートカットに色黒の女の子を何年続けたことでしょう。それが、今の私の身体に勲章のように胸元、背中、肩にシミとなって残り、母の言っていたことが正しかったと思ってももう手遅れ。でもそれも、自分なんだと受け入れ、夏の時期は黒い自分を目指してしまいます、
アルマーニの仕事するようになって、ミラノに行くたびに憧れた大人っぽい女性達。あのブロンズの肌を上手に見せるテクニックや、大ぶりの時計、ゴールドのアクセサリーを惜しみなく、また個性的にしていたあの雰囲気がたまらなくセクシーでゴージャスにみえ、早くあんな大人の女の人のなリたいと、かなり頑張って背伸びした時もありましたし。だからという訳ではありませんが、男の人も浅黒い人が好き。黒い人ではなく浅黒い人が。自分の肌の色にあわせて時間をかけ、美しく焼けている肌の男をとても色っぽく感じます。そして、そんな自分の美しさをまるで見せびらかすように、選ぶ白や、黒のシャツスタイル。イタリアで学んだことの一つに、この自分に似合う色の選択のうまさ。男の人も女の人も、自分の髪や瞳の色、そのときの自分の肌の色を本当に良く知っていて、計算していないふりをして、実はいたるところ全てを自分らしく、美しく見せようとしているテクニックには脱帽です。そんなことを考えながら、今年の夏もブロンズ肌を目指しつつ何を着ようか、思案中。働く時、夜のディナー、リゾートと、そのときなりのなりたい女性像目指して、肌の見せ方やアクセサリー、サンダルへと夢?はどんどん広がります。
でもその反面、毎年なかなか海にいけない自分の今の現状には少しがっかりしています。季節を自分の肌で、空気を感じれる事の少なくなった日々を、とても寂しく感じます。そして何よりも、イタリアのマダムのように、ブロンズ肌を楽しむべく一ヶ月のお休みが無い、、、この現状こそが一番悲しいことかもしれませんね。でも、夏がやっぱり好きかも、、、、。
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