久しぶりに以前お仕事をしたことのある方に、まったく違う会社でお目にかかりました。
そのわけは?彼は転職して新しい仕事場に変わっていたから。元気そうでもあり、大変そうでもあったその感じが、以前の自分の姿とダブって妙に気になってしまいました。 30代の半ば頃から、何度か転職をしてきた私は人から見れば前向きに、またアグレッシブにも見えたことでしょう。そして、新しい場所に行く度に自分のやり方、スタイルをいかに完成させる事がすばやくできるか、浸透できるか。自分のやりやすい状況を、早めに作り、○○ジャパンの場合は結束を固め本国に対してきちんと話がつけれるような状態にする事を心がけていたつもりでした。
そしてインポートブランドの場合、日本は世界中の売上のかなりのパーセンテージをしめているにもかかわらず、弱い立場なことが多いので、それを一つずつ説得し、納得させていく作業を繰り返えさなくてはならなかったし、イメージと売上は同じように考えられないのか?考えてはいけないのか?と何度も何度も自分の中でも自問自答を繰り返し仕事を進めていったものでした。任されているようで、任されていないもどかしさと戦いながら、終わりなき旅が始まってしまったような日々。それでも、転職したのだから何か変えたい、実績として残したい、自分が必要とされている実感を求めて、頑張りつづけた日々。 いろいろなことが変化し、見た目もまた外部からも目に見えて変化したと思われるまでには、最低1年、シーズンをきちんと把握でき終える頃にやっと日本の雑誌と組んでタイアップが組めるようになり、その内容の決定権もどうにかこうにかもてるようになったりしました。
ここまで出来て、やっとファーストステップ。自分の中でも少し転職して良かったかな(?)と思えれるようになり始めるのでした。周りや本国からの評価や求められること、真意もダンダンと見えてきて、少しは自分のいる意味が感じられ、やる気も、自信も出てきますが、やはり何だか、日々に追われていて本当に自分で納得しながら毎日やっていたかというと少し疑問が残ります。それでも、仕事は待ってくれないし、やらなくてはいけないこと、決めなくてはいけないことは山ほどあり走りつづけていくしかない現状。転職すると何でも上手くいくように感じていたり、夢だけを追いかけてやり始めた人ならば、ここでもう息絶え絶えになり、ギブアップしてしまうことでしょう(私もそんな風に何度も死にそうになっていましたし・・・)。 そしてそんな時ほど、やはり世の中そんなに甘いものではないし、いかに自分が今まで恵まれていたか、周りに人に助けられていたかが骨身にしみてみえてくるのです。そして、新しい生活になじむにはなかなか大変な事が多いし、自分一人ではやれること、巻き込む事に時間がかかるので、もしも可能ならば自分のことをよく知っている右腕なる人を連れて行く事を、またはそういう人を早く周りにつくることをお奨めします。そうすると、周りの状態が見えてきて、物事が動き出してきます。説明する時間も短縮できるしいろいろなところで、味方になってくれるし、他の人とのクッションにもなってくれて本当に大助かりです。そして、これからかが本当に自分の力の見せ所。何が起きてもめげずに、自分のスタイルを作り上げる努力を始めます。
社内、社外の人と一緒になって、、、となりの芝生はみどりじゃないぞ。。。。
転職するたびに感じたものでした。
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