OLD midroom

気持ちが解放されている時ほど、涙もろい?

最近何だか私、とても涙もろくなりました。
若い頃は、何を言われても、観ても、平気でいられたのに、テレビを観たり映画を見たり、または友人・知人の結婚式に参列したりすると、最近は何だかウルウルきてしまうのです。多分この年齢になり、いろいろなことを経験してくると、その人の気持ちが見えてくる、またはそのご両親の気持ちや、周りで支えている人の心がびしびし感じられてきて、何だか感動してしまうようです。

でも、この涙もろくなるのは、私だけではないみたいで、友人達も甲子園の決勝戦で選手のインタビューを聞いていたら、本当に純粋で号泣したとか、子供の出てくる映画に弱いとか言っていました。(いつのまに、あの純粋さがなくなってしまったのか、かなり考えさせられてしまいますが)そして私の場合は、こういう場合以外にも仕事の疲れた時や、好きな音楽を聞いているときなど、感情の流れや動きが重なったりすると何だか、いくらやってもどうにもならないような気持ちに火がついて涙が落ちてきてしまうのです。普段、気を張っているのに、なにかの拍子に途切れたりすると、もう大変。 “いつまで頑張ればいいのよ?”なんて気持ちにもなり、家で一人シクシク。

また、そんな時にテレビなどで頑張っているスポーツ選手や、NHKのプロジェクトXの再放送なんかを見ようものなら、もうどうにもならない感じです。でも、なにかの本で読んだのですが、泣けるというこの状態は実はとてもリラックスした気分にあることの証明だそうで、気持ちが解放されているからこそ泣ける、笑えるそうで、これが出来なくなると本当にストレスがたまり、しかも抜けない状態になりかなり危ないことになるのだそうです。(まだ私は大丈夫みたいで良かった!)

でも、大人になると、この喜怒哀楽という、自然な感情の起伏、表現方法を忘れてしまう時がありますよね。子供の時は、あんなにも自分の気持ちに正直に、ぶつかっていた事、やっていたことが多かったのに、社会にもまれてくると、いつのまにか忘れたふりになれてしまう、その方がスムーズに世の中が動くと思ってしまう自分がいるから悲しいものです。もちろん仕事をしているので、自分勝手は許されないし、感情的な仕事の仕方は個人的には嫌いですが・・・。本当に全てそれで良いのかどうか考えてしまう時もあります。 しかしそれとは逆に、涙もろくなった自分を、やっと人の気持ちや痛みが分かる大人になったんだと、、ほんの少し誇らしげに思えたりして。
でもそんなことを考えたり、感じながらもいつもの笑顔に戻り頑張る今日この頃です。
皆さんは最近、涙流していますか?

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