バランスを持って生活し、仕事をすることがいかに大切か?を時々感じます。
30歳過ぎた頃から、仕事を自分の生活に引きずるのがとても嫌だったのですが、なかなか出来ない事もあり、ずいぶん一人でぐずぐず悩んだり、迷ったりしたことがありました。特に、離婚して一人暮らしを始めた頃は、仕事の延長戦上に自分の生活があり、また時差の関係で家に帰ってからも海外の本社に電話したリして、どうも抜けきれないことが多かったのを思い出しました。
結婚生活という、仕事とはまったく違う時間を持つ事、誰かのために例えば料理をする、家の中のことをする、主婦業も並行してやっていた頃は凄く面倒でうっとうしかったのに、一人になり自分のためだけになると、今度は反対に今までよりも楽なのがいけないのか、自分中心な生活スタイルが悪いのか?何だか頭の切り替えが上手くいきません。そして、仕事がハードになればなるほど、どんどんそのことに気持ちが引っ張られ深みにはまってしまう自分がいて、なかなか前向きに物事を考えられない状況でした。
そんな時をどうやって抜け出せたかと思い出して見ると、まずは車でどこかに出かける、時間があると一人で夜の都心を高速を好きな音楽とともに走る。本当の意味で、自分一人の時間に身を置く。車の運転はある意味でスポーツでもあり、気分転換でもあり、その頃自分の気持ちを解放する一番簡単な手段でした。それから、勿論友人との食事の時間やお買い物、映画鑑賞に美術館めぐりなど、いつもとは違う空間で過ごす事により、新鮮な気持ち、新しい自分を発見する事はその場しのぎだったとしても、とりあえずは少し違う自分を見つけることができた感じで気分転換にはなりましたが、それも長続きはせず、やはりまたいつものぐずぐずした自分に戻ってしまい、毎日毎晩、頭の中は仕事のことで一杯でした。
そんな時、ある男(ヒト)に出会いました。そして、今までとは違う夜の過ごし方、お休みの楽しみ方など違う世界が広がり始めました。すると、仕事とプライベートの区別が少しづつできて、自分の中でバランスが取れてここまでは仕事の時間、ここからは自分の時間と考えられようになり、力の配分、抜け方が上手にできるようになり、何だか私らしいペースが出来てきて元気が戻ってきました。 人によっては、仕事に没頭したいと思う人もいるでしょうし、他のことが気になるのは嫌だという人もいますが、私は相反する時間が出来ることで頑張れる体質(性格)?らしいのです。仕事をしている仕事人としての自分と、自分の個人としての部分。半分づつというところまではいきませんが、何だか心地よく生活できるようになり始めたことを思い出しました。
静と動、陰と陽、仕事人と女、私の中にある相反する部分。
それを自分なりに楽しみながら生活し始めた頃から、なんとなく少し余裕ができて仕事も拡がっていったように感じ、本当にいろいろな意味で大人になれたような、、、、あれから何年たったでしょうか?
最近またそんなことが気になり始めた私です。
※ コメントはすぐに反映されません。公開されるまでにお時間をいただきますのでご了承ください。