毎年、一年ごとの重みに負けそうになりながら元旦を迎えます。
でも今年はいつもの年とは違い、年女としての思い入れもあり何かを変えなくてはいけないとは思うのですが、何から手をつければ良いのか、正直言って考えさせられてしまいます。
仕事のことを考えると、軽くは変えられないしそんなにすぐに何かを動かすこともままならないだろうし、でもやらなければいけないことばかりだし…と深みにはまりそうです。ならば来年は、今までとはまったく今までの生活を変えて“和”にちなんだ習い事でもしてみようかと考えはじめています。今までは「暇がない」を理由に独学が多かったので、お茶、お花、習字、香道、陶芸、などが候補にあがります。そんな中、昨年、母との別れを経験した事もあり、写経は心が落ち着くし、供養にもなるしと思い始めています。そういえば母も多分、私と同じ年のころ夜寝る前に写経を毎晩していたのを思いだしました。ゆっくり墨をすり、姿勢を正し、一文字一文字心を込めて書いていた姿に「おやすみなさい」を言って2階の自分の部屋に上がっていった高校時代。「自分の心を真っ白にしないと、気持ちのいい字はかけないのよ」「毎日、毎晩書いているのに気にいった字の時もあれば、全然心の入っていない字もある」と、よく話してくれました。
あの気分、あのゆっくりした時間、そろそろ自分を見直す為にも必要な感じです。
そして喧騒を離れる時間を持つこと=自分の時間を作ること。
筆を持つのも墨を磨るのも何十年ぶり、子供の頃に書道教室に通っていたとき以来なので、どうなるかとても心配ですが、自分が自分らしく生きるために挑戦してみようかと、真剣に考え始めています。今までの自分とは違う世界、気持ちを体験し、人間としても幅を持ちたいので…。
そして2004年が平和で幸せな一年になることを心から祈りながら、スタートしたいと思いまーす。。
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