久しぶりに香港映画“インファナル・アフェア”を見に行って来ました。
トニーレオンと、アンディラウというアジアを代表するハンサムな二人を見に。ストーリー的には男の友情、仕事を通した生き様、人との関わりあい方など、実は期待以上に最後はドッキリした終わり方でなかなかの感じでした。
贅肉の全くない、研ぎすまされた影のある横顔。
その中にも優しい温和なまなざし、寂しくも迷いながら生きていく男の姿、役柄があまりにも彼ら二人の容姿とピッタリすぎてかなりグサグサきた感じでした。アジアの男の人があんなにも美しく、知的でセクシーだったなんて、何でもっと早く気がつかなかったのでしょうか。最近、日本の男の人の中にもキレイな人が増えてきてはいますが、彼ら二人は特別です。40才を越えているせいでしょうか、自分の生き様、人間性、性格、が全て顔に出ていてかなり魅力的です。勿論俳優という仕事だからかもしれませんが、自分に厳しく、いろいろなことを課していなくてはあそこまでの美しさ、セクシーさを、知的に表現できる訳がありません。
男の人は年をとればとるほど顔に性格や考えが出てきてしまいます…。その方の思想、生活のスタイルがかなり明確に出てきますし伝わってきます。年齢と共に優しくなる人、厳しい顔になる人、楽しそうで満足した生活をしている顔、何だかいつも何かに追われてぎすぎすしているような人、実際はその人のことを詳しくは知らなくても40才を過ぎた頃から私にも少しですが、その人の性格や生活が想像できるようになりました。悩み、壁にぶつかり、そのつど傷つきながらも自分の人生を探している前向きな人には、意志のある顔が神様からプレゼントされ、ますます意味のある充実した人生を歩んでいく事ができるのでしょう。そして、そんな男の強さや優しさに刺激され、私達女性も意志のある自分らしい顔、また女として幸せに満ちた優しい、まなざしになっていくのだと思います。愛のある生活だけでも人は満足しません、お金があるだけではもっと幸せを感じることが出来ません。仕事を通して社会との接点を持ち、必要とされていたとしてもそのことだけでは前に進む勇気や力が出るわけではないはずです。自分の周りで起きていること全て、バランスよい状態にある事がとても大切。何か一つが欠けても、勝っていてもダメだし、進めないのです。
新しい自分にもなれないのです。
久ぶりに見た香港映画のビューティな二人にとても刺激され、何だかいろいろと考えさせられてしまった私です。 意思ある自分の顔を持つために、今自分は何をすべきか、またこれからどんな風に生きていくべきかを考えていかねばと、つくづく感じてしまいました。真の意味での大人の男の人がいないと言われている日本には、恐ろしい事に大人の女の人もいるはずがありません。 有意義な年を重ね、楽しい人生を過ごすためにも、自分に責任を持ち見せかけだけの美しさを求めたりして終わらないようにしたいと、自分の人生が生きてきた証が、いい形で顔に表れたら幸せです。
優しくて強い、そんな大人に早くなりたい、なりなさいと彼らに気付かされた、、、102分でした。
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