初対面の男の人にお目にかかると、年齢や見た目の話になり、ありがたい事に「年より若く見えますね。そのわけはご主人が若いか､彼氏が若いからなのでは？」そんなことを、冗談っぽく、また興味深々に言う人が意外と多いのですが、皆さんはそんな経験ありませんか？

私は、そう言われるたびに「そんなことは全然関係ありません、自分の顔は自分が作るもの、もちろん周りの環境や、人からの影響が全くないとは言いませんが、こんな軽い一言で判断されては困ります。」と心の中で反論する自分がいます。みんな、自分に責任を持って生きているし、自分探しも常にしていきたいし、男の人とも、いい関係でいるような努力や距離感ももう十分学んでいるつもり、ただ単純に若く見せたいとか、そう言われることが嬉しい年代は、私なんてもうとっくに過ぎてしまっているのです。それよりも、いかに自分らしく、女として人間として楽しく生きていくかの方が、需要。
片意地張ったりせずに常に自然体で、人と関わりながら、正直にまっすぐな気持ちでいたいもの。
だから感情的になったり、自分を客観的に見られなくなったらおしまい、と日々厳しくしているつもり。怠けたい、たまには休みたい、手を抜きたい気持ちが出てきても、まだまだ半人前、学ぶ事もたくさんあるし、仕事で言えば自分が現場で感じる事をやめてはダメと、自分自身いろいろと考えながら過ごしています。きっとそんな私の、考えや生き方が年齢と共に顔に出てきているだけなのです。もちろん若いと感じてくださるのは嬉しいしありがたいけれど、男の人の力だけではない、こんな自分なりの拘りや意思があることも少しは分かって欲しいですね。

ネイルサロンに行ったり、エステサロンに通ったり、スポーツクラブで体を動かすのも、誰かの為、男の人にどう思われたいか、どう見られたいかではなく、自分がどうありたいか、どういう女でいたいかという、そのための一つ。 30代以上の女性の方はそう思って、行動している人がほとんどなのでは…と思います。

何だか、少しへそ曲がりっぽい内容になってしまいましたが、家に帰って年下のダンナ様にこの話をしてみると、「やっぱり僕が若いからじゃないの。みどりが若くいられるのは…。」と得意げな表情。
拍子抜けしてしまい､男の人は本当に単純で、うらやましい。
女性とはずいぶん違うもの、永遠に分かりあえないから幸せなのかも、何て思ったりした、私でした。