六本木ヒルズがオープンしたからでしょうか?六本木が私にとっては、昔から憧れの街だった事を思い出しました。 10代の終わり、ホンの少し背伸びして、カーディナールで待ち合わせをしたり、キャンティで背伸びしてデザートを買ったり、食べたりしていた事を思い出します。あの頃は、モデルさんの世界もハーフの人が全盛の時で彼らの溜まり場が六本木。彼らはトレンドの服に身を包み、キレイな女の子を連れてよくお茶をしていました。それが何だかとってもカッコ良くてオシャレで、私もあんなふうな大人になりたい!といつも遠くから憧れていました。
そして大学生になったと同時にスクエアビルにどんどんオープンするディスコに出かけては、みんなで遊んでいました。ナンパされるのも、するのも当たり前、誰もがみんな仲良くなりたいボーイフレンドやガールフレンドが欲しいお年頃、親の目を盗んでは楽しんでいました。そのうちに年上の男の人と交際するようになった私は、その当時スノッブな場所No.1 キャンティ、瀬里奈などに得意顔で出かけたり、友人達との溜まり場だった大人のディスコ、プレステージやサロン西の木でオシャレでゴージャスな大人の人の話を訳もわからず延々と聞いては、友人に自慢したりしていたものです。
あれから25年近くが過ぎ、私ももちろん変わったけれど六本木はかなり変わり、この何年かは危ない街、男の人、外人の遊び場になり、私たち女性は全然行かなくなってしまいました。その六本木が、2003年4月25日、まったく新しく生まれ変わりました。しかもその中には、私たちの夢がたくさん詰まったお店もでき、何だか夢のようです。このプロジェクトを初めて聞いた時から、ワクワク、ドキドキして何とも言えない気持ちになり、個人的にもとても楽しみにしていたのです。そして森ビルさんの言うような文化都心、大人の街が本当に生まれるのを心待ちにしていたというのが本音です。この何ヶ月か、日に日に変わっていく周りの状況を見ながら、あの街のパワーを肌で感じ自分自身も元気になっていっていくそんな不思議な感じ。誰とどこに行って何をしようか、どんな時間、夜を過ごそうか?と本当に想像するだけでも楽しくて仕方がありません。
そして今、大人になった私?そして私たち世代の人が望む街になってくれる事を心から望みます。精神的にも大人になって、自分らしい楽しみ方、演出、人との関わり合いができる、そんな街を育てていける一人でいられたらと考えています。
やっと日本にも大人が楽しめ遊べる場所ができたかも?そんな嬉しい予感。
皆さんは六本木についてどのように感じていますか?
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