最近気がついたことの一つに、人には昼の顔、夜の顔があるということ。
例えば、同じ人でも昼間の明るいレストランでお目にかかりお話しするのと、夜に話すのとでは、かなり感じが違う雰囲気になるから不思議です。もちろんお昼の時は仕事の話しが中心ですし、限られた時間の中ですので、どうも堅苦しい感じ、どんなに仲良しでも夜の時のように和んだ会話や、プライベートな内容には到達できません。そもそも私は仕事の食事には実は二つの目的があって、一つはきちんと仕事を成立させる為、もう一つはより強い関係を結ぶためのコミュニケーション目的の為だと思っています。だからお昼にご一緒する方は仕事のお付き合いがまだ浅く、これからより仲良くなり仕事を徐々に増やしている過程の人、あまり砕け過ぎずいい距離感でいたい人、または、もうすでにかなり仲良しなのでお昼でも楽しい時間にすぐに突入できる人、という風に自分の中では決めています。では、夜の時間を一緒に過ごす人はというとまずは好きな人、楽しい人、お互いにとって有意義な会話ができる人、美味しいもの趣味が同じ人、長い時間いても公私混同せず大人の人。仕事以外でも仲良くなっていけそうで長いお付き合いが出来そうな人でしょうか。
文字にしてみると、こんな風にかけるのですが、実際はどうもごちゃごちゃしていて、全然整理されていないのも事実です。でも、本当に不思議ですね、夜にばかりお目にかかっていた人に、昼間、お会いすると何だか新鮮だけど、恥ずかしい感じもしたり、また仕事でしか話したことの無い方と夜にお目にかかると、違った部分が見え隠れしていい感じに思えたり…。時々こんな風に、同じ方とでも、お目にかかる場所、時間を変えて見ると仕事の話も楽しくできるような気がしてきます。
また、このように会う時間帯によって着ていくものも、いろいろと作戦を立てながら、考えられ個人的にはかなり楽しみながらやっています。昼の時間帯であれば、少し優しい色や軽めのコーディネイトにして、あまり構えた雰囲気にはならないように気をつけます。また、夜の場合は、そのレストランの空間、お目にかかる方の年齢、ポジション、またその場所をどちらが決めたかで、エスコートしてくださる場合であれば、その方のご迷惑にならないように、また自分の方で指定した場所にご招待するのであれば気取らずに、気負いなく入り込めるような雰囲気のものを選ぶようにしています。
そして、私自身が昼と夜の顔を持つ、ミステリアスで仕事の出来そうな女の人?でいたいな~...。なんてひとりブツブツ。そう言えば、かなり昔、ある方に言われた「時には仕事をしている自分を楽しみながら、あなたらしく演じてみては」を、思い出しながら。
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