この頃、自分が少しずつ老化していくことが見えてきています。
例えば、丸くなりつつあるウエスト、ヒップ周りや、白髪がますます増えてきている隠しがたい状況、顔のシミやシワは季節に関係なく増加、繁殖するし、もう嫌になってしまいます。でも、その中で一番バレバレなのが、老眼鏡。友人、仕事関係の方と暗がりにご飯に出かけたり、海外で仕事をしたりする時など、何だかスッキリしないことが多くなり、もしやもしや、そろそろなのかもと…ドキドキしてしまいます。
この老眼というのは、どうも年齢とともに目の周りの筋肉が老化して焦点が合い難くなる事が原因。誰にでも起こる事のようです。特に私のように裸眼で視力の良い人は早くなると言われていて、よく持ったというのが周りの人の感想でした。でも、暗がりでこそこそと小さなメガネを出してかける時の、何だか恥ずかしいような、少し大人になった?嬉しい気分といったら。
(海外では使い出していますが、日本ではまだ辛抱していましたが…。)「あれっ!ついに老眼?」とか、「何そのメガネ!へぇ~やっぱり来ましたか?」とか人により反応は様々、仕方がないとは言うものの、どうも複雑な心境です。
極端な言い方かも知れませんが、自分が女である事を少しずつ拒否していく、奪われていくそんな感じ。誰かを好きになるようなことが起きても、この老眼鏡をかけている人なんて、オバさんぽくって嫌がられるに違いない!なんて自分で自分を慰めたり、納得させたりしたりして妙な気分です。でもその反面、なんとなくこんな私でも、こんな老化の進んでいる状況でも素直に受けとめてくれる男の人が出てきたら、なんだかすごく嬉しいし危ないかもとか、女45歳いろいろと考えさせられるものです。しかしその反面、近頃は年をとっていくことが楽しい、嬉しいと感じられるようになりたいと思っています。
老眼鏡の似合う、大人の女、これが今の私のささやかな目標かも。皆さん、特に大人の男性はこんな女性を認めてくれる抱擁力があるといいですね。そして日本の社会も本当の意味で許しあえる、楽しめる大人の関係が生まれると嬉しいと思っています。
(そうだ!私は、老眼鏡をリーディンググラスと呼ぶことにしましょう。そうすれば少しは許せるかも。)
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