OLD midroom

やればやるほど悩みがつのります。

お店がオープンして7ヶ月がたち、最近ますますこの仕事の難しさを感じています。
お店に来てくださっているお客さまはいったい何を一番望んでいるのだろうか?
また一番やってほしい事は何だと思っているのだろうか?
と、時々考えだしてしまい、眠れなくなってしまうこともしばしば。

お店に並んでいるものも、本当に今のままの商品でいいのだろうか、サービスは満足しているのだろうか、接客や応対に問題はないのだろうか…。
それでも売れるもの売れないものが出来てしまうのは何故なのだろうか。イメージはどのように外の方には届いているのだろう、そしてそれをどのように理解し、それを彼らはどのように感じているのだろうか。何だか、考えれば考えるほど不安なってしまうのです。

そこで、私はすごく自分勝手考えなのですが、こんな時ほど必ずこの仕事を始めようと思った最初の時に戻るようにしています。
自分が働いていて着たい服、欲しいもの、人にプレゼントしたいものがない、それならそれを作り集める、そして値段にもこだわり、きちんと働く時に着れるものを供給し、それを着た自分がいい気持ちになれて仕事が楽しくなる、またそれを見た周りの人たちも嬉しい気持ちで接することができる。そしてこのコンセプトが、もう一度きちんと出来ているか考えるようにしています。ついつい、小売というのは毎日の売上に支配され、その時々でどうしても揺れ動いてしまいます。売れた事ですべてがうまくいっていると思ってしまったり、売れないとすぐ慌てて最初のコンセプトにない動きをしてしまったり、中期的にものを見たり、考えたりが出来なくなってしまいがちです。それはとても恐ろしい事。これでは本当の意味の自分達のビジネスプランが、いつまでたってもできる訳がありません。このお店に来る事でしか手に出来ない事、物、人これが何なのかを常に考えていかなくてはなりません。そのためには、きめの細かい対応、商品展開、資金運用、投資、この事を皆が常に意識してやって行かなくてはならないと思います。そして、私達一人一人が今までの経験を生かし、戦略をもって仕事を組み立てる事。マネージメントをする事。プロの意識をもち、常にお金のことも考えながらやる事、これが必要だと思います。

新しいことは楽しいけれど大変です。そしてそれは成功しなくては、楽しい事にも新しい事にもなりません。いい意味で周りの人と手を取り合って、時には巻き込んで、良い環境・良い関係でやっていきたいと思っています。時には頭を下げてお願いすることが、内・外の方々との間で多くなるかも知れませんが、こういう仕事は本当に一人では何も出来ませんし、一人よりも皆で力を合わせたほうが、多くの事ができるし動かせるはずですから。

やっと 皆さんにも少しは認知してもらえるようになったのです。
これからが勝負の時、そう思っているのは私だけでしょうか。
小売業の面白さと、難しさに日々悩んでいる私です。

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