春になったからでしょうか、私は今おしゃれをしたい気分です。
もちろん、働いている時間、人にお目にかかることが多いということもありますが、“女40代”なりたい自分探しを止めるのはまだまだ早いと思っているからです。
それに、働いている友人に会うと、みんな、きちんと自分のスタイル、似合うものを着こなしていて負けてはいられない感じです。お店に来てくださっているお客様も本当に美しく品のいい方が多くて、見ているだけで嬉しくなってしまいます。つまり、おしゃれをしている人はもちろん、自分もいい気分なのですが、周りの人も楽しい気持ちにしてくれるもの、そう思いませんか?
例えば、毎朝今日の自分の予定を考え、会う方の事を思い浮かべながらその日に着る服を決める時の楽しい事。その日はできる女風で決めようか、それともセクシー路線も良いかも…とか、うんとカジュアルな気分で行こうかしら、などなど所要時間5分、何十年、何千回やってもとても楽しいものです。でもそれとは反対に、疲れていてそんな事を考える余裕や、やる気がない時は、洋服選びも手抜き、一日中憂鬱で元気も出ないし、最悪の感じ、誰に会うのも苦痛です。「一度家に帰って着替えた~い!」そのくらい、イライラ。でもそれも働いているとままならず、最初からきちんとしていないからいけないんだと、自分で自分が嫌になってしまうことも良くあります。
この間、久しぶりにある友人に再会したら、とても変わっていて「何かあったの?」と聞いてみたところ、「この10年ぐらいは家のこと、子供の事、そしてご主人の会社の手伝いと、自分のことを全然かまう事ができなかったし、その余裕もなかった、でも40才を期にキレイになろう、おしゃれをしようと自分で決めたの。」と、本当に嬉しそうに話してくれました。「そうでもしないとまた忙しいのを理由に、自分が変われないから…。」としみじみ言っていました。
本当にそうなのです。おしゃれは、誰でもが必ずしたい、しなければ人生をやっていけないことではありません。でも若いころは誰かに合う時は他の誰よりも美しく見せたい、モテたい、仕事ができると思われたいと、雑誌や自分のワードローブとにらめっこしていたと思いませんか。そして、なりたい自分になって出かけて行った時のウキウキした感じ、とても楽しかったと思いませんか。だからというわけではありませんが、もう一度おしゃれをしたい、自分を見つめなおしたい気分です。
そして楽しく、気持ちよく働きたい…、いくつになっても女でいることは忘れたくありませんので。
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