私のまわりには、何人かの男友達がいて、その彼ら一人一人がとても大切だと思っている。
もちろん、私は結婚しているけれど、それとは別でこの関係はドキドキさせてくれたり、考えさせてくれたりして、私に対して常に刺激を与えてくれている。彼らのその一言一言がとても楽しく思えたり、厳しい現実を思い知らされたり、時にはとても可愛いと思えたりもしたりする。
また、私は脇の甘い男の人にめっぽう弱い傾向がある。
それはどういうことかというと、彼らは年齢的にも常に完璧を求め仕事をしているタイプ、そのうえ、メチャクチャに忙しくストレスフルな環境で働いている。その彼らが、時々私の前で脇の甘い部分を見せる。時には仕事の大変さだったり、自分の弱い所を話すことがある。常に一線を歩いて来て今まさに、バリバリな時なのに、そういう自分を見せるときがある。
そういう、男の人のちょっとしたことに私はハッとする。
それはたぶん、私の中にもこの彼らたちと同じように、普段はきっと強がっていたり、仕事の顔を作っていたりするので、同じように感じて嬉しくなったりホッとしたりドキドキするのではないかと思う。
そして、もう一つ私の楽しみは仕事以外で異性の友人と会う時間があることで、今日はどんな格好で会おうか、また今夜行くところは確か○○レストランだから、いつもとは違う雰囲気で出かけて驚かせてみようかな…とか、彼はいつも紺のスーツが多いのでそれにあわせて私もバリバリのスーツで決めようかなとか、一人で楽しみながら考える時間を持てること。これが、本当に結構楽しい。昼と夜の顔を持つ事も、私はすごく好きだし、仕事とそうではない女としての自分に戻れる時間を楽しめることがとても幸せに思う。
たまには、こういうスリリングでクリエィティブなことでもなければ、人生は何だかつまらない。
日本はどうしても仕事を引きずりながらご飯に出かけたり、パーティに出かけることが多くて、仕事の顔のまま人に会うことになる。若い頃は、時間にも余裕があったし、お酒もほとんど飲めなかったので、あの頃はよく一度家に帰って着替えたり、口紅も塗り直して車で出掛けたり…と、とても新鮮で何だか良い気分だったし、一日を2回楽しんでいるような…そんな感じもスリリングで楽しかったなぁ~。何だか最近は、そんな余裕もなくて本当に反省している。また、若い頃は、すぐ好き、嫌いと恋愛につなげて考えてしまいがちな男と女の関係を、大人の関係と言えるような、距離感や接し方が出来たら良いなとも思ってもいる。だって嫌いな人とは何時間もご飯を食べたり、飲んだり、またお互いの時間を共有したりは出来ない。だからこそより一層、そんな男友達を大切にしたいと思っています。
そして、こんな私にお付き合いいただいている彼らに、感謝で~す。
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