以前読んだ物の中に、他人を誉める人、けなす人という本があった。こんな題材が本になるなんてと、最初は少し驚いたけれど読み終わってみると、確かにほんの一言で、人はこんなにも変わるのだと、とても感じたりした。例えば、同じ事を言っても全然、嫌な気分がしない人。何だかいつも威圧的な感じで、言ってることは決して間違っていないのに、何だか素直にイエスと言いたくない人。また、あまりに誉めるので、すごく軽薄な人間に見えてしまう人など。まわりを見回しただけでも、いろいろな人がいたりする。
また、私も若い時はそのことでずいぶん悩んだり、悲しい気分になったことを思い出した。そこでという訳ではないが、私が仕事をするときに気をつけていることを書いてみることにした。
1、女性にありがちな感情で周りの人を怒ったり、振り回したりしない。
女性の上司と仕事をした人なら誰もが一度や二度は味わったことがあるあの気分。何が原因だかわからないけれどかなり感情的なものの言い方など、自分で自分がコントロールできていない感じがとても嫌だった。
こんなことがあるから、やはり女の人は偉くなれないのかなと何度か感じたりもした。
2、誰の前でも同じ意見を言う。
上司、部下、同僚、どの人の前でも自分の意見をころころ変えない。人によって変わらない姿勢を常に心がけること。
3、自分が嫌なことはしない、させない。
実はこれはとても難しく忘れてしまうことが多い。でも、人間としても絶対守りたいと思っている。
4、人は自分と違うと認める。
同じように考え、同じように行動してくれると過度の期待はしてはいけない。
5、公私混同は絶対にしない。
私が会社の人と飲みにいくのが嫌いだったのは、若い頃に自分よりも上の人に誘われると断れない雰囲気がしたり、お先に帰りますというと、嫌な顔をする人が多く、楽しかったその時間が、憂鬱に変わってしまうことがとても多かったからだ。
などなど、書いていくときりがない。
でも、どうせ毎日多くの時間を一緒に過ごすのなら、楽しく明るい職場にしたいもの。上に立つ人が変わると、本当にその辺が顕著に出て驚くことも多く、一緒に働く人たちの意欲や良い面がでるかどうかなどは、本当にその上司、リーダーにかかっている。
だから、できるだけその人と実際に会って、自分の考え、彼らの考えを納得のいくまで話す。今は、メールでなんでも済ませてしまう人が多いが、私はどうもそれが好きになれないし、それで済ますことには絶対に反対だ。誰をもを幸せにすることなんて、出来ないけれど、何かの縁でめぐり合った仕事の仲間は大切にしたいし、それはほんの少しの思いやりで出来るものかと、最近とても気をつけている私なのです。
皆さんは、どのように考えていますか。
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