私は、どちらかと言うと転職を多く経験している方で、特にこの10年間ぐらいの間は、ヘッドハンティングの形で動くことも多くなった。
そのたびに、変な言い方ではあるが、自分の市場価格を知ったり、声をかけてくださった会社の内部が見えたりして、とても不思議な気分を味わった。
また、人の噂はこんなにも当てにならないものか・・・ということや、よくも何も知らないで知ったように言えるものだ・・・ということも嫌と言うほど思い知らされた。
その上、知名度のある会社イコール看板のあるときには、いろいろな人が寄ってくるのに、名もない、これからどうなるのかも分からないようなところに移動したときには、誰も、寄っても来ないし、もちろん助けにも来てくれない、本当に世の中の仕組みとは面白いと、思ったりもした。
でも、こんなことを繰り返すうちに、自分がどんなことが得意で、何が不得意なのかが見えてきたり、自分との関係を仕事だけではなく、いかに大切に思ってくださっているか、など、そのひととなりが見えてきて、とても勉強になった。
そして、自分が一人では何も出来ないことも学び、部下との接し方や、上司の選び方、しいては、会社の選び方なども自然に解かるようにもなったりして。
何だか、いいんだか、悪いんだか・・・。
でも、どうせ仕事をするのなら、他の人とは違う自分らしいやり方でやってみたい。
それが、最初は理解されなかったとしても、何ヶ月か経ち、また一年が過ぎた時に、一部の人に受け入れられ、認められ、世の中や、その扱っているものが売れてきたり、広がってくれれば本当に嬉しい。でもなかなか最初からこんな私を理解してくれて、後押ししてくれる、大きな上司はいないのだけれど。
でも、私は、挑戦してみたい、会社や、組織にいても、自分の名前で仕事をする、言いたいことは誰に対してもきちんと言う、女だから、男だからと言うのではなく、仕事人として生きることを。
そして、そんな私を見て頑張ってくれる年下の人のためにも。
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