私の周りは何故か１月生まれの山羊座の人が多く、この時期はプレゼントを贈ったり、カードやメッセージを書いたりと、その人のことを思い出す機会が増えています。
そんな中でも、学生のころ仲良しだった山羊座の一人を思い出しました。

２０代になり、少しずつ親離れをした時にアルバイトの現場で出会った彼は、わたしとは生きてきた環境も目指していたことも全く違っていて、すべてが新鮮で楽しくて、ドキドキワクワクしながら、いつも話を聞きたい、彼がすることを見ていたいと、その頃の私は強く思っていました。

当時、私の周りの友人は学校も一緒、年齢も近い、みんな似たような環境でしたので、働くこともまだまだ先のことでのんびりゆったり構えていたし、自分で道を切り開いていくとか、何が出来るのか、何をしたいのかもまだまだはっきりしていなくて、数年後に卒業し社会に出たときにどうなるのか、何ができるのかという現実も受け止めることができていなかったのかもしれません。
だから、その彼の自分の夢に向かっていくストイックな生活の仕方、金銭感覚、親、家族との接し方などすべてが未知の世界のことで、あの頃の私にそんな彼の考えを１００パーセント理解するのは到底できなかったし難しかったのを思い出しました。

男の友達に対して、とても厳しかった私の父は、学校の友達でさえかなり干渉してくるようなこともよくあり、学校も年齢も違う彼のことは友人としてもなかなか認めてもらうことができず、会うことも隠れて(笑)なんてこともありましたが、そのころの私にとってはとても大切な人でした。

お互い大人になり、私も働くようになった頃、彼は日本を離れて海外で暮らすようになり、いつしか会うこともできなくなりました。
それでも、いつも彼の誕生月の１月になるとなぜか思い出し、やっとこの数年、SNSを通じて連絡が取れるようになり、いつもお互いの元気な写真を交換しあって、いつかまた日本で会えますように、とメッセージを送るのが楽しみにもなりました。
今年も元気で楽しいお誕生日を過ごしていますようにと願っています。