仕事をしている私にとって、いろいろな場面でとても印象に残っている素敵な人が何人かいます。
そんな中でも今のクリエイティブの仕事の原点になることをたくさん学ばせていただいたのが、メルローズ時代に一緒に働かせていただいたデザイナーの方と、そのブランドの撮影をしてくださったあの当時、キラキラに光っていたカメラマンの方でした。
撮影時期になるとカタログや、ポスターなどを作る時にみんなでそのシーズンごとのテーマを決めて、それにあったクリエイティブの方のキャスティングをし、撮影場所、モデルのオーディションとそれぞれのブランドのデザイナーの方が自分のデザインした服を今回はどう見せたいか、どう着せたいか、それには誰に撮影してもらいたいかなどを話合い、ブランドがたくさんあった当時のメルローズは、めちゃくちゃ忙しいけれど刺激的で本当に毎日ドキドキしながら準備、撮影と寝る時間もないほどバタバタしていました。
打ち合わせして、その時に話に出た場所、もの、人、ロケバスの手配にお弁当の準備、それが私の部署の仕事。予算の管理からみんなのスケジュール管理と、携帯電話の無い時代でしたので、何時間も話して相談してやっとその仕事を受けてくださると言ってもらえるまで、いろいろな方に何度も何回も交渉して撮影当日に漕ぎ着けるなんてことが日常茶飯事。モデルのダイレクトブッキングなんてことも、モデルクラブの方に泣きついてお願いしたりと、本当にすごい経験を沢山させていただきました。
そんな中、年齢も近くブランドを立ち上げたばかりのデザイナーのFちゃんとは、なんとなく他のデザイナーの先生とは違い(笑)気楽にやりたいことを話しながら準備する仲。
その当時、気になるカメラマンの方を一緒に訪ねて行ったり、お仕事のご相談に伺ったりと楽しみながらお仕事をさせていただきました。
そのFちゃんからのお誘いで、その当時撮影していただいたカメラマンの方との素敵なコラボイベントに伺うことができました。
かわいいドレスを作るのが上手な彼女と強くて芯のある写真を撮るNさん。
2人のパワーと熱量いっぱいのイベントは何10年も会っていなかったことが嘘のように、あの時代、あの楽しくてエネルギーいっぱいの頃にあっという間に戻ってしまうような、なんとも不思議で幸せな空気が流れます。
懐かしいし、会えて良かった。心の底からそう思えた夜。
また何か一緒にできたら嬉しいなー
イヤイヤ、きっとそんな日が来るはずなんて、、、、強く願った私でした。
MESSAGE
※ コメントはすぐに反映されません。公開されるまでにお時間をいただきますのでご了承ください。