昔は、撮影といえば、スチール撮影で、10名前後の人数でロケバスに乗り、その現場でロケをしたり、スタジオに移動して撮影したりと一台のロケバスで和やかな中にも緊張感を持ってその撮影にかかわることが通常でした。
でも最近は、動画撮影ということも多くなり、撮影の仕方も、それにかかわる人の人数も随分変わってきたなーと感じることが増えました。
先日の動画撮影もその一つ。撮影内容も、シーンや登場人物も多かったのも、もちろんありましたが、なんとロケバスも大小混ぜて5台、総勢50人以上という、大規模なものでした。照明チーム、進行チーム、スタイリストやヘアメイクの人達、タレントさんや出演者の方々、忘れてはならない監督とカメラマン、代理店の方とクライアントさん、、、もう本当にたくさんの人達が良いものを作ろうと各自が自分の持ち場で頑張っていました。
撮影の前には香盤表という、それぞれの役割の1日のスケジュールと、撮影内容がわかるものが全員に渡され、それに沿ってみんなが動くようになっています。
もちろんそのスケジュール通りに進めば最高なのですが、現場では何が起こるかわかりませんし、なかなか思うようにいかないことも多々あり、難しいものです。
そんなことにも慣れている私ですが、先日のこの大人数の撮影現場は、人も時間も内容もやらなくてならないことは沢山あるのにもかかわらず、すべてがスムーズで、移動していけばもう次の現場では準備が進んでいてロスタイムなく撮影がスタートできますし、常に飲み物や、お弁当もこの日のスケジュールに沿って届いていて、この二日間はなんと、一日3食(笑)身体に優しい感じのこだわり弁当で、私もイライラすることが全くなく仕事に集中することができました。
そして1カットが終わるたびに、「良い感じでーす」、とか、「素敵です」と声がかかり、それと同時にチェックのために参加しているクライアントの皆さんから拍手が起こり、その場の雰囲気はとてもよくなり、みんなが幸せな気持ちでその撮影に取り組むことができました。
夜の最終カットの後も、みんな笑顔いっぱいで、一緒に記念写真撮りたいね、なんて、もうすっかりワンチームの気持ち。
たくさんのチームと人で動くこのような仕事の現場はチームワークの大切さと、よいものを作りたいという気持ちが一つになることの重要性をしみじみと感じた二日間でした。
そんなストレスのない楽しい現場でのお仕事でしたので、出来上がりと編集が今から楽しみでたまりません。
ワンチームで一緒にお仕事させていただいた皆さんに感謝すると同時に、また仕事が=撮影現場が大好きな自分を思い出しました。
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