子供の頃、父の影響で我が家はスポーツをするのも観るのも大好きな家族でした。皆でお相撲、野球、ラグビー観戦に行ったり、兄においてはボクシングやプロレスも父と一緒によく観戦しに出かけていたようでした。
だから、子供の頃から自然と選手の名前やルールを覚えたり、と楽しい時間を過ごしていました。

その影響からか、私は今でもスポーツ観戦が大好き。
テレビ解説で、一生懸命努力して、この舞台に立っている選手やその家族、コーチ、先生、監督、誰にもいろいろなドラマや歴史があり、というその一つ一つのエピソードを聴きながら感激したり、感心したり、同時に応援しながら観るのがとても好き。
もちろん直接知っているわけではない選手でも、その日、その時の真剣なまなざしや、やり遂げた時の笑顔を見ると心が揺さぶられて胸が熱くなることもしばしば。

私も子供の頃から身体を動かすことが好きなこともあり、小さい中学校のバレーボール部で、部員の人数も少なかったのですが、厳しい練習や仲間との絆、助け合いのお陰で、頑張ってみんなで区大会に入賞したり、高校生になって陸上を始めた時は、運動会や校内ではいつも一番早かったのに、初めて人の背中を見て走った日のことや、大きな大会では、なかなか勝てなかった時の悔しい思い出、練習のし過ぎで筋肉を傷めて大会に出れなかったこと、などなど、、あの頃が懐かしくよみがえります。
付属高校でしたので、オリンピックを目指していたような大学の選手の方と一緒に練習したり、合宿に行ったり厳しくも楽しい青春ドラマのような日々も、今となっては本当に素敵な思い出です。

スポーツを通して学んだ事、感じた勝負の世界の厳しさと難しさ。
そして記録が伸びて、入賞した時に努力は報われると感じたあの嬉しい瞬間。
スポーツ観戦をしながら、そんな昔の自分の姿と重ね合わせながら、感じる心の駆動。
そんなことを思い出しながら、ドラマチックなスポーツ観戦にますますはまりそうな、今日この頃です。