働くという字は人が動くと書きます。
父親に守られてのらりくらりと過ごしていた学生時代。
私にとって働くこと自体があまり現実的ではなく、卒業を前に周りの友人たちが真剣に就職活動しているのを知って慌てて就職課に通い始め、、、会社員になるとは、働くとは、働き甲斐とは何なのか？と考え始めたことを思い出しました。

そしてその当時内定をいただいた会社の人事部の部長さんに、働き甲斐とは何ですかと、、、今思えば無謀な質問をしたことも思い出しました。するとその部長さんは、「それは自分で探すもの、私ができることはそんなあなたを応援すること、会社も初めて採る四大の女子大生にはとても期待しているし、楽しみにしているんですよ。」と、とても真摯にそして優しく答えてくれたのが、あの当時とても嬉しく心に響いた言葉でした。

あれから、40年の月日が流れ、いろいろな経験や転職、起業を経験し、今や自分にとって働くことは人のために動くこと＝楽しいことであり幸せな時間となっています。人や企業に必要とされていることは、まさしく生きがい、やりがいとなり、その一つ一つに関われることが楽しいし、嬉しいし、だからここまで続けられているんだと感じます。これまで働くことで出会えた、新しい人、新しい事は私の大切な財産、キャリアとなり、今の自分があると感謝の気持ちでいっぱいです。

大変だと感じたことも、やり遂げれば楽しいことになり、苦労したことも終われば自信になる。

そんなことを繰り返しながら、今は頭の中でいろいろなことをイメージしながら仕事を組み立てられるようになっていますし、それが外の方からみると信頼感に繋がり、また新しい仕事がスタートする、そんな日々が増えています。

働くということを、この先いつまで続けていくかはまだわかりませんが、今はこんなに楽しいことをやめる気にはなかなかなりませんし。
そしていつしか私にとって働くとは人と一緒に動くことに拡がりました。
素敵な人たちと、楽しく動くこと。
楽しいから続けられること。
そんな気持ちで、これからも働いていけたら嬉しいですね。