人は悩んだり迷ったり、つまずいた時、なかなか自分の気持ちが落ち着かない、固まらない時、どんな風にその場を切り抜けているのでしょうか。
若いころは友人や家族に自分の悩みや愚痴を話したり、聞いてもらったりすることで自分なりに整理し、勇気をもらえることがよくありましたが、年齢を重ねると心の中の悩みは自分で消化し、解決することが多くなってきます。そして、誰かに話すころにはすでに自分の中では答えが見つかって、決まっていることが多く、頭の整理=話すという行為をとっている、そんな自分がいます。
それでも苦しい時、重い気持ちの時にはどうしたら良いのでしょうか?
そして、病に倒れた時、身体は良くなってきているのに、なかなか快方に向かわない理由は何なのでしょうか。
この数年、病と闘い頑張っている義理の姉と接しながら、いろいろな場面で感じています。
まじめで几帳面で、仕事もすごくできる彼女が発病したのが数年前。理由も原因もわからないままその病と向き合いながら入退院を繰り返し、大量の薬を飲むことでその副作用的な現象に悩んでいました。 私もよくわからないなりにできることはお手伝いしたいと取り組んできたのですが、やはり未だになかなか昔の元気だった時の彼女に戻らない、そんな日々が続いています。
でも、会うといろいろなことを話してくれるし、聞いてもくれるし、頑張ると言ってもくれるので、私も一緒になってあきらめずに一緒に頑張るよ、、、と前向きな気もちにはなるのですが、やはり不安で悲しくなります。それでも話すことが、一番の薬、聞いてあげることが一番の力になると思い、いつも会う時はにこやかに元気におしゃべりを楽しむようにしています。この週末も久しぶりに彼女とそんな時間を過ごし、なかなか元に戻らないその現状を目の当たりにして、とても驚きました。
そして、数時間いろいろ話してみると、やはり心の整理ができていないこと、、閉ざされていることが見えてきました。私たちには、なかなか理解できない心の奥にある彼女の抱える悲しみや苦しみ、そして不安。そして話をすればするほど、それを一つ一つ紐解き、解放してあげる為には時間もかなりかかりそうと気付きました。
今、私ができることは、、、、
彼女と向き合い話すこと、話を聞いてあげること、
そしてできるだけ、あきらめずに、慌てずに現状を一緒に受けとめること。
病は気から、、、、、気持ちが元気になれば身体もきっと元に戻るはず。信じて応援していきましょう。
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