初めての出張は多分20代で、確か地方の百貨店でのファッションショーと受注会のお手伝いだったように思います。
当時の出張は、営業担当者や企画スタッフが一緒で、ワイワイ賑やかな感じでした。
同じ会社の中でも部署が違うとなかなか会えないので、仕事仲間の普段の顔を垣間見ることのできる交流の場でもありました。
若くてまだ責任も小さかった私にとって遠足気分なところもあって、仕事が終わってからの打ち上げも気軽に参加しました。
もちろんたくさんのことを学び、実りある時間だったことは言うまでもありませんが、、、。
そんな時代を過ぎて、30代になり転職とともに出張も海外へ出向く回数が増えたうえに、いつも一人。
孤独感や重圧感に押しつぶされそうになったこともあります。
知らない場所でひとりご飯を食べるのは、勇気がいるし寂しいし、かなり辛い時期を過ごしたことが思い出されます。

あれから25年以上の月日が流れ、今では出張はほとんど一人、、、が当たり前。
国内外問わず、どんなところへも臆せず行ける強い人になっています
そして知らない土地の初めて行くレストランやバーで過ごすことも、いつの間にか誰にも気を使わずにのんびりできる大好きな時間に変わりました。
サイトで行く先々の美味しいお店を探したり、行ったお店の人に近所の素敵なバーを紹介してもらったりと、一人の夜を満喫しています。

夜も更けてきました。
さてさて、この街ではどこにご飯行こうかな、、、。