今まで取材を受けたり、ファッションコーディネートをやらせていただいて、雑誌で掲載されたページが、その媒体のウェブサイトに再度掲載されることがこのところ増えてきました。
そして今年になってからは、雑誌よりもウェブマガジンなどサイト上でのファッションコラムのお仕事も増えています。
紙媒体である雑誌もウェブマガジンも、私にとっては何も変わらず「一つ一つ丁寧にわかりやすく」を心掛けてお仕事しているつもりですが、ウェブマガジンの場合、アップされるスピードや、動画を同時収録して即時あげるということが簡単にしかも少人数でできてしまうことに驚かされます。
こんな時代の変化は、私たちの仕事の幅をすごく広げてくれましたし、ファッションについて言えば、そのおかげでますますわかりやすく楽しく見せられるようになったことは言うまでもありません。
でも反面、説得力のない内容であれば消去されてしまい、二度と見に来てくれないということも起こり得えます。私自身もつまらない、興味のない、薄い内容のものには目もくれません(笑)。
便利でわかりやすく提案することや掲載するタイミングは勿論重要ですが、「あれが良い」「これが良い」とおもしろおかしく毎日のように配信するだけで良いのでしょうか? 誰もが簡単に配信したり、言いたいことが言える時代だからこそ、奥行きのある原稿や写真が必要で、学ぶことが多く有益なウェブマガジンやサイトをもう少し丁寧に作ることが求められているのでは、、、と感じます。
フェイスブックやインスタグラムではない、プロの人たちが作り、発信するもの。
今後の課題かもしれませんね。
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