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愛、、のある

今年のミラノコレクションは、3泊5日の過酷なスケジュールにもかかわらず、どうしても行きたかったのには訳がありました。
それは、去年の6月からお手伝いしているジル・サンダーに新しいデザイナーのルーシー&ルーク メイヤーを迎えて初めてのコレクション発表、新生ジル・サンダーをどうしてもこの目で見て観たいと思ったからです。
彼らの初めてのコレクションに立ち会えるなんて、なんと素敵なことでしょう。
また、彼らの商品作り、思いを直に感じたいと思いながらミラノへ。

ショーの会場は今までとはまったく違った新しい商業施設の広々とした建築途中の空間。
外の空気、空が見える開放感いっぱいの気持ちの良い所でした。
Men's & Women's合同のショーももちろん初めてでしたし、約60体のコーディネートと多くのモデルがながーいランウェイを気持ち良さそうな音、空気感を身にまとい歩くというシンプルだけれど力強さも想像以上の迫力でした。
コレクションを観ながら素材の美しさ、一つ一つに込められた彼らのもの作りへの愛情、思いがその場にいる私達にストレートに届き、途中から胸が熱くなったのは久しぶりでした。
シンプル、上品、エレガントで知的なアイテムはまさに新生ジル・サンダーにふさわしいと、あのコレクションを観た誰もが感じたことでしょう。

最後に2人が手を繋いで優しい笑顔とほっとした面持ちで登場した時には、自然にスタンディングオベーションが起きたほど。
愛のある服を観ることができたと、感じた素敵なコレクション。
その場に立ち会えたことを嬉しく思い、帰路に着きました。
行って良かった、、、、今回のミラノでした。

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