ひと月に一回ぐらいの頻度で、羽田から飛行機に乗り、出張に出る日々がこの２年くらい続いています。
1時間半くらいの短い時間ではありますが、離陸して地上を離れると、気分は非日常。
メールも見ないし、束の間、自分と向き合う嬉しい時間のはじまりです。
雲の切れ間から、小さくなっていく東京や雪化粧した山々を眺めながら、ホっとひと息。
機内に持ち込んだ新聞に目をやり、いつもよりゆっくり活字を読む。
誰にも邪魔されずに過ごす時間。

荷づくりして、早く起きて、、、ときどき『面倒くさいよぉ』と思うこともありましたが、今ではこの空中移動がささやかな楽しみのひとつになっています。
空を飛んでいると、いつもの生活から離れて、新しい気持ちが芽生えたり、新しい自分が見つかったり、フレッシュなアイデアが湧き出てくるような感じさえして、、、。

そして着陸するときには、瞬間的に頭の中のスイッチが切り替わり、背筋を伸ばして仕事に向かう自分がいます。

今年はあと何回くらいこんな時間を楽しむことができますかしら？