今年のお誕生日は、いつもと違う気持ちで迎えました。
一年にひとつずつ歳を重ねる、、、というのではなく、『新しい自分の扉がまた開く』そんな気分。
これまでやってきたこと、出逢った人たち、すべてのことに心から感謝し、また歩き出す。新たな出発点に立ったような思いです。
お誕生日の前日には、偶然、母からもらった赤ちゃん手帳と私のへその緒を見つけました。
手帳には母の気持ちが綴られています。
私への思いがいっぱい詰まった、見覚えのある母の文字。
手形、生まれた時の身体のサイズ、足形、特徴、そして日々起こった出来事や感じたことなど、なんと小学生になるまでの6年間にわたりビッシリと書き留められていて、私がどう育ってほしいか、どんな人になってほしいか、母と父との関係、祖父と祖母にもすごく大事にしてもらいながら育ててもらったことなど、、、母らしい言葉と言い回しで綴られていました。
妊娠中はすごく順調だったのに、9月に早産。生きるか死ぬかの未熟児でした。
60年前の体重2000グラムといえば、すぐにガラスの保育器に入れられ、毎日祖母と一緒に『少しでも元気に生きてほしい』と祈っていたことなど、その時の複雑な親心がこもっていて、ついウルウルしてしまいます。
大人になってからのお誕生日は、父母への感謝の日。
若いころはなかなかそんなふうに思えなかったけれど、40代になってからは私がありがとうを伝える日にもなっていました。
今こうして毎日楽しく仕事をし、健康で過ごしていられることは両親ふたりの愛のお陰。
本来なら自分の言葉で、また、ありがとうと伝えたいのになぁ。特に今年のような区切りの年には余計にそうしたい。
そう思うころには、ふたりともすでに天国に、、、。
でも、きっと今日は天国から、私に愛と勇気そして笑顔をいっぱい贈ってくれているはず。
Reborn! 新しい気持ちでまた歩き始めましょう。
まだまだこれから楽しいことがたくさん待っていることを信じて、、、。
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