2年ぶりのミラノ。
そして、久しぶりにコレクションのお仕事。
大好きなブランドであるジル・サンダーのお手伝いを弊社ですることになり、数年ぶりにショー会場でプレスの方々を迎えすることになりました。
今からちょうど20年前、ジョルジオ アルマーニ ジャパンに入社し、初めてミラコレの現場に立った私。
発表するニューコレクションはもちろんのこと、モデルのヘアメイクやウォーキング、そのすべてをアルマーニ氏自身がチェックする、厳しくピリピリと張り詰めたリハーサルを目の当たりにして、見ている私もハラハラドキドキ、まるで自分がショーに出るような気分?(笑)だったものです。
彼のイタリア語が響きわたるショー会場に、自分がいっしょにいることが信じられない。そんな幸せな気持ちとなぜだか不安感も相まって、胸が張り裂けそう、、、。
エンディングには彼の周りに誰もが知っているセレブリティの顔がならび、大きな拍手に包まれた瞬間、これがミラノ!、そして帝王アルマー二の創る世界観!!、、、と熱く心躍らせたことを思い出します。
さてこの度も、ショー開始前の期待と緊張感に包まれた会場で、プレスの皆さまをお迎えしました。
続々と埋まっていく席。
この感じ、この場所、この空気、、、。
私のまわりすべてがファッションの香りに包まれ、これから始まるショーを、息をのんで待つ時間。
シンプルでクール、静寂の中にも力強さを感じるジル・サンダーらしいコレクションが大きな拍手に包まれたとき、20年前のあの日と同じように、ファッションビジネスに身を置く楽しさ、嬉しさを感じた私がそこにはいました。
この仕事は大変で、時には逃げ出したくなることもあったけれど、デザイナー、パタンナー、スタッフみんなで長い時間をかけてきた力の結集をお披露目することのお手伝いができることをとても誇りに思い、これからも頑張らなくちゃ!、、、と、ミラノが私に教えてくれた一日でした。
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