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敬老の日

父も母も亡くなって、随分時間が経ちました。
特にこの10年間は、親戚も高齢化して一人また一人と、甘えさせてくれる叔父や叔母もどんどん減ってきていて寂しいばかりです。
父の日、母の日はもちろんのことですが、敬老の日をお祝いできない、一緒にいられない、会えない辛さが身にしみます。

そんな思いもあって、親戚で集合してワイワイ会食する機会を大切にしたい私ですが、いとこ達はお互い日頃から近くにいるからか、わざわざみんな集まってご飯しようとか思わないらしく、敬老の日の集いも旗ふり役はいつも私(笑)。
私も両親が元気だった頃はいとこ達と同じふうでしたが、父そして母が亡くなり、どんなに好きでも人はいつか居なくなるんだという現実を知ると、少しでも大切な人と一緒にいたい、その人と一日一日を悔いのないように過ごしたい、そう強く思うようになりました。

だから今回のように珍しくお休みが取れた時などは、母のお姉さんである叔母ちゃんに会いたくて、南柏に飛んでいきたいし、いとこ達にもせっせと連絡してお出かけの準備をします。
叔母ちゃんは94歳、その旦那さんである叔父ちゃんは96歳、。ふたりとも元気でいてくれる、それだけで私はすご~く幸せ。
そして、昔話や母の思い出話。『今も生きていればみどりちゃんのこんなに立派になった姿が見れたのにねぇ』と、潤んだ目でいつも優しく包み込んでくれます。
耳がちょっと遠いふたりとの会話は、やりとりもコントみたい(笑)で可愛くて、楽しいよぉ~。
よく来たね、いつも可愛いね、大きくなったね、、、何十年前と変わらないこんな会話も、子供の頃に戻ったようで幸せです。

叔父ちゃんはあと4年、叔母ちゃんはあと6年頑張れば、ふたり合わせて200歳!
そんな日を迎えて一緒にお祝いしたい。
帰り道は、いつも胸と目頭が熱くなり、神様にふたりとも絶対に長生きさせてと祈ります。
今年も、幸せで楽しい時間を過ごせてよかったなぁ。
敬老の日、いつまでも一緒に過ごせますように。

Comment [1]

私も5年前に父が亡くなり、今は、母と同居しているのですが、時々けんかをしたりで、でもそのあと、母の事が可哀そうになったりと、そんな事のくりかえしで、時間が過ぎていきます。

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