昔お世話になったスタイリストのNさんが、東京原宿の70年代の写真展を開催しているというので見に伺ってきました。
その帰り道、ふといろいろなことを思い出して、、、。
私にとって原宿は、母の実家が千駄ヶ谷2丁目だったので、子供のころから遊び場でした。
今でいう裏原には川があって、その土手を歩いて表参道に行ったり、外苑のイチョウ並木で開催されていた東京バザールで新しいもの、おしゃれなものを見つけたり。
中学生のくせに少し生意気な年上のいとこたちに混ざって歩いた、あの道やこの道。
オリンピックを契機にどんどん変化してきた表参道や原宿セントラルアパートの喫茶店レオンは、高校生のころのたまり場でした。
みんなでワイワイガヤガヤ背伸びしながら、そこに集まっているハーフのモデルさんたちを横目に見たり、時にはスカウトされたり、ナンパされたりと、楽しく刺激に満ちあふれていた場所。
もっと遡れば、よく祖父に進駐軍のおもちゃさん(今のキディランド)に連れて行ってもらいました。バービー人形や人生ゲーム、ラジコンカー、ヘリコプター、、、。他では見たことのないものを買ってもらっては、スキップしながら家路へ。
当時の街の匂い、キラキラ感は今でも昨日のことのように思い出せます。
おしゃれな人、少し変わった格好の人が行き交い、時代の最先端を肌で感じ、すべてがワクワクすることばかりだったあの頃。
若かったからか? 時代が、日本が、東京がそうだったのか?
本当に幸せだったし、楽しかった。
あの頃の私は、何を目指していたのか?
将来何になりたいと思っていたのか?
夢は?
初めて目にするものに驚き、刺激的だったあの日、そう、そんな70年代があって今があるのです。
MESSAGE
※ コメントはすぐに反映されません。公開されるまでにお時間をいただきますのでご了承ください。