この春はお手伝いしている仕事の新店舗オープンが目白押し。
これまで経験したことをベースに肉付けしたり、まったく未知のことにトライしたり、ハラハラドキドキ、ワクワク。
開店までの準備、戦略を考える日々は、花を咲かせるために努力と工夫を重ねる毎日のようで、楽しいことの連続です。
商品の買付からディスプレイ、ハンガー、ショッピングバッグ、、、どれかひとつでも欠けたら、そのお店のコンセプトが崩れてしまう大切なものばかり。
２５年前にバーニーズ ニューヨークの仕事に携わってから、そんな小売りの仕事が大好きになりました。
売上や客数、お客様の声に一喜一憂しながらも、それがやりがいとなり、私なりのエッセンスを加えながら進むことの楽しさは、まさに"商い＝飽きない"そのもので、ライフワークのひとつにもなりつつあります。

テレビ通販番組で、ブランドのモノマネ商品をまるで自分がデザインしたかのように得意顔で売っていたりしますが、それは恥ずかしいし、悲しいと思うのは私だけでしょうか？
そんな光景を見かけるたびに、ひとつ一つ丁寧につくって、正直に伝えたいと一層思うし、自分に言い聞かせ続けているつもり。
何をつくるにしても、選ぶにしても、人のモノマネではないオリジナリティが重要で、それなくしては人の心に響くものはできません。

今週は、半年ほど前から手掛けている富士山麓のお店がついにオープン。
お客様の笑顔と、『他では見たことないね。』のひと言がうれしくて、ここでもそんな言葉と笑顔がたくさんいただけると幸せです。

これからさらに花が実を結びますように、、、。