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音は何を伝えたかったのか、、、、

友人にいただいて久しぶりにサントリーホールのピアノコンサートに伺ってきました。 私の勉強不足なのか、そのピアニストの名前は私には初めて聞く、、若林顕さん。

いつものことながら、少し早めに席に座りゆったりした気持ちで開演を待ちながら彼の今日のプログラムを読んでいると、、、彼の音には宇宙が感じられる?と書いてあったり、オーケストラを超えると書いてあったり、興味深い文字が並びます。

ピアノだけでどこまで、人の心を動かすことができるのか?
また、宇宙に連れていってくれることができるのか?
私の中で彼の音に対する好奇心が、、、、大きくひろがった瞬間。

開演と同時に彼の力強くて、繊細で、激しいピアノの音が奏でられはじめました。
時空を超えて、まるでその作曲家の生きていた時代、そしてその人となり、愛、思い、夢、苦悩、悲しみ、幸せまでもが見えてくるようなそんな音。
シューマン、ラフマニノフ、彼の奏でる音はいったい私に何を伝えたかったのかと、、、心が震えるそんな音に包まれ、胸が熱くなった音、音。

彼の指先からはまるで音は生きているように、私の頭に、胸に、心にまっすぐに入ってくるようなそんな時間。

絵、写真をみたり、本を読んだり、音を聞くとその人、その作家や演奏家の性格がストレートに感じられ、人それぞれでまったく違う表現や伝わり方があると思うし、この日もそんな行ったことも見たこともないような場所、、新しい友人に出会えたような発見と、刺激でドキドキする夜でした。

私に素晴らしい音と夢、感激を届けてくださった、若林顕さんに感謝の2時間でした。

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