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世の中に自分の作ったものを出すことの恐ろしさ

ファッションの世界は、もうすでに来年の準備、、、私のお手伝いしているブランド、お店も、その準備に大わらわ。
正直言って、最近は大きなトレンドもなかなかないのでそのブランドのアイコン的なものを作り出すことが昔に比べて難しいのが現状です。
イタリアのファクトリーと組んでスタートした、大人の女性のためのバックブランドisaraも次のシーズンを迎えます。
だからというわけではありませんが、、、今度の春夏の気分は・・・色は・・・素材は・・・大きさは・・・と、頭の中がぐるぐるです。

自分が持ちたいもの、使いたいもの、ほしいものを形にすることは本当に楽しい仕事ではありますが、それを売るもの、売れるものに作りあげていく作業はやはり悩みます。
昔むかし、デザイナーの方のそばにつきっきりでショーの準備やデザイン画を出すお手伝いをしていた時の、あのデザイナーのみなさんの悩み、迷い、、、を思い出したりして。

自分の作ったもの、考えたものを世の中に出すということは、本当に勇気がいるもの?
ましてやそれを売ること、数字で評価されるというのは、かなりドキドキするなーと最近感じています。

そのシーズンで一番思いを込めて作ったものが売れなかったら、とても悲しいし、残念だし。
またその反面、悩みながら作り、まだまだ改造が必要、もうひとひねりしたかったものが、予想以上に売れたりすると、自分の視点がずれてしまったのかな?とか。
時代の読みが、感覚がずれてしまったのかな?なんて、落ち込んだりして。
本当に、ものつくりや自分らしさの表現は難しいけど楽しい。(どっちなの?)

多くの人、みんなに受け入れてほしいなんて大それたことはもちろん考えてはいないけれど、、やはり一人でも多くの人に好きになってほしいし、気に入って持ってほしいなーisaraのバックを。

なんて思いながら、明日はそのデザイン会議。
迷わず、恐れず、自分らしい思いのつまったバッグづくりができますように。

あーーーあーーー頑張りま----す。

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