日本だけではなく、今年は世界中の経済状況は厳しくて、何とも先行き不安な日々が続いています。
ファッション大国のイタリアももちろんその一つ。
イタリア人の人が来日するたびに、どうなっていますか?
これからの仕事、商品は大丈夫でしょうか?と質問してしまう自分がいたりします。
綺麗な色、上質な素材、明るくて誰もが元気でオシャレを楽しんでいる国、、、そんなイメージのイタリアがいったいこの後どのようになってしまうのか、とても心配でなりません。
おおくのブランドと関わり、仕事をしてきた私は、こんな時ほどイタリアにがんばってほしい、、、そう強く思っています。
ファッションの仕事は外から見ているよりも、実は奥深く、また苦労ややることが多いし、売れるようになるまでには、かなりの人の思いや努力が必要です。
綺麗な物、作りが丁寧で美しいもの、素材に拘ったものは、人の心をとても幸せにしてくれますし、時には勇気ややる気まで与えてくれる、、そう感じています。
でも、その反面、洋服なんて世の中に何の役にも立たない、高いし、今の時代にそんな物はなくなってもいいんじゃないの?なんていう声も増えてきている今日この頃。
それでも、私はこの業界で長く働いている者として、良い環境、幸せな人、大切にしたい思いのこもった、一枚は自分生活の中でとても大切ですし、なくなって欲しくないと強く思っています。
肌に近いもの、触れるものは私にとっては第2の肌のようなもの。。。
それ一枚で一日がとてもハッピーだったり、何となく気分が沈んだりと、私の元気の源の一つだから。
決してあきらめたり、手をぬく事、ぬかなくてはならないような状況にイタリアにはなってほしくないナーなんて思っています。
そしてそれと同じくらい、日本のものつくりも、ファッションもすごく好きだし、失いたくない巧の技、職人の方の思い、努力。
今回のこの経済恐慌で揺れ動くイタリアで、今までのような拘った物作り、ファッションは絶対になくなってほしくない。
そう思っています。
来年一月に久しぶりにイタリアに仕事で行く準備をしながら、つくづく感じた、この思い。
がんばれイタリア。
負けるな日本。
そんなことを思いながら、イタリアの方との会食。。。。。
来年が幸せになることを祈りながらの夜でした。
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