東京の家から、横浜の家に移り住んでから、かなりの月日が経ちましたが、、今回ついにその古い家を片づけることにしました。
母がいなくなってからは家だけが残り、それでも、両親との思い出はたくさん詰まっていてなかなか片づける気がしなかったのですが、、、、
もうさすがに限界と覚悟を決めました。
他の人にとっては何も価値がないものや、意味のないものでも、その一つひとつに買った時のことや、いただいた方の顔が浮かんできてどうも仕事が進みません。
自分の事や仕事はガシガシ出来るのに、親の事、家の事となるとどうも繊細で、慎重になってしまいます。
その上、今はいない人の事を考えたり、相談しないで片づける事の難しさ?
この一つひとつに、両親の思いがどのくらい詰まっているのか、聞けないことが何ともさみしいものです。
古いものも昔は嫌いだったのに、この年になると何とも懐かしくて愛おしくなるのが不思議です。
母の好きだった人形や、父の大切にしていた本、骨董など、何をみてもどうも懐かしくて、、、、
そんな事言っている場合ではありませんし、少しずつでも整理しなくては、、、なんて思いながら、片づけます。
何十年もたっている家は、思い出と愛で一杯。
こんなことならば、母も父も生きている間にいろいろ聞いておけばよかったな――なんて。
後悔先に立たず、親孝行したい時には親はなし、、、、なんて本当に思いますが。
この週末も家の片づけを思い出をかみしめながら、一つひとつ。
何だか、さみしい気持ちと、すっきりしたい思いに挟まれて複雑だけれど幸せな時間。
やはり、実家=古いものに愛が詰まっているのを確認した、、、私です。
MESSAGE
※ コメントはすぐに反映されません。公開されるまでにお時間をいただきますのでご了承ください。