父と、母がこの世を去ってからずいぶん永い時間が過ぎてしまいました。
近くにいない事は、本当にさみしく悲しいものですが、時間が心を癒しいつのまにか慣れてきた・・・そんな風に感じる時があります。
それでも、毎日、毎晩私の家にある、仏壇に、行って来ます、今帰ったよとか、時には疲れたよ今日は。
なんて話しかけている自分がいたりします。
何も答えてはくれない事はもちろん知っているけれど、自然にそんな事を繰り返している自分が不思議です。
そんな私に、時々かかってくる嬉しい電話があります。
それは、母の姉である私のおばちゃんからの優しくて強い励ましの言葉。
いつも、ほめてくれたり、子供時代の話をしてくれたり、母とは違う感じではありますが、昔話に花を咲かせます。
また、時に私の知らない父や母のなれそめの話なども聞かせてくれたりして、本当にいつも胸キュー－ンです。

今の私の家族や友人ももちろん私にとっては大切で大事な人ではありますが、やはり血のつながりは何とも不思議なもので、とても元気や勇気を与えてくれますし、時間の壁をあっという間に飛び越えてしまうものです。
子供のころから、みどりちゃんはいつも笑っていたわね。
いつも、元気でかわいいこ？？？だったよね。（ごめんなさい、身内の勝手な意見ですが）
おばちゃんの自慢よ、本当にいつも。
そんな嬉しく懐かしい言葉ばかりで、時々照れくさくなってしまう事もありますが。

いくつになっても、心から応援してくれる人、ずーーっとわたしのことを見ていてくれる人がいる事は、本当に幸せな気持ちにしてくれるから不思議です。
そして、時々その会話は天国の父や母との会話のようにも感じ、嬉しい錯覚に浸ります。

なかなか、お目にかかる事も一緒に昔のように出かけた場所を歩く事も、今では年老いて出来なくなってしまったと、おばちゃんはよく言っていますが、元気な声が聞けるだけでも幸せです。

いつまでも、おじちゃんと仲良く長生きしてくださいね。
そして、嬉しい電話を、話を聞かせて下さいね。

楽しみに待っていまーーす。