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歴史は奥が深い。

この数年、テレビのチャンネルが増え思いがけなく楽しい番組に出会う機会が増えています。
その中でも一番好きな番組がヒストリーチャンネルなるもの。子供の頃から興味があった歴史的な内容が、最近の科学の発達コンピュターの使用で、年月をかけて少しづつ解明できたことなどが増え、本当に楽しくはまっています。
50年前には、滅亡したと思われていた土地や人、建物などが実は存在していたとか、実際はかなり通説となっていたものとは違うことが見えてきたとか、本当に尽きることがなくわくわくしています。
そして、同じ年代の日本を対比しながら見ると、やはりかなりヨーロッパ文化との違いをまじまじと感じてしまいます。
先日はそんなこともあり、シカン文明のなぞ、、と題する展覧会を見に行ってきました。(インカ帝国の以前に存在していた、文化都市を南イリノイ大学島田教授の発掘で発見されたようです)
そこでの発表は、私たちが子供の頃教科書で教えてもらった文化、文明よりももっと以前から大きな文化都市が生まれて存在していた頃が分かってきたというではありませんか?
黄金に包まれた高貴な人の墓の中には、とても美しく繊細なものが多く出土し、何でそんな昔にこんなものが、できたの?誰が教えたの?作ったの?もう興味と好奇心は
尽きることを知りません。
そして、その考古学、歴史への興味は夏休みにはじめて日本に来たという、ツタンカーメン王の展覧会に母と一緒に出かけた頃にさかのぼります。
あの時も、本を買い、読み、本当にどきどきした日々。
ミイラを見たときの衝撃は、今でも忘れられない強烈な夏休みの思い出として残っています。
そして、今回のシカン文明もそれに匹敵するぐらい刺激的?。
夏休みの子供たちに混ざって見ていると、ナゼナゼ攻撃したくなるようなそんな気分が高まって、最後には考古学者の仕事の楽しさに巻き込まれてしまい、今更ながら
もっと早く仕事として考古学者を選べばよかったなんて、まるで小学生状態でした。

歴史、私たちのルーツ、地球の始まりは、いつまでも尽きることのない神秘の世界。
人が人となり、何百年、何千年もかけて進化し続けたその証。想像しただけでも、その思いと興味は尽きることがありません。

こどもの頃、もっと勉強しておけばよかったなー夏休みの課題で調べればよかったなーなんて、、、、この日はなんとなく後悔してみたり。。。。。
でも、何はともあれ、歴史は奥が深い。
そして、楽しい。知りたいこと、知らないことを知るという作業はいくつになっても続けて行きたい、そんな日曜日の午後でした。

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