MESSAGE

考えさせられます。

先週、今週は展示会週。
見に行くほうも、準備する方も、かなり疲れるそんな毎日です。
そして、仕事と言え人と会う、話す、伝えるというはなかなか難しいものです。
若い頃は、仕事とは言え人見知り、人に気を使いすぎて疲れて死にそうになっていたこともよくありました。
そして、経験のなさは自信のなさにつながり、本当にかなり悩んだことを思い出しました。

今でこそ、長くこの仕事をしてきたことで多くの方と知り合い、またお目にかかることも増えたし、中には仕事で知り合ったとはいえ、お友達感覚でお話できるしお付き合いしている方々もでき、仕事とはいえ楽しい時間を過ごすことができるようにもなりました。
でも、こんな厳しい時代は、ただファッションのお話だけではなくこの業界全体の厳しさ、難しさは想像を超えていて、皆さん本当に生きにくくなったものですね?
なんて。
しかし、そう悪いことばかり考えていてもしかたがないので、少しでも楽しい夢を与えることが、ファッションなんだと思える瞬間が一回でも多くあれば嬉しいなーと個人的には感じています。
安いものが売れている、それは一つの現象としてあるかもしれませんが、新しい洋服に身を包む時のわくわく感、どきどき感はやはり丁寧に作られたものや、デザイナーの思いが詰まったものだからこそ感じれるもの、、、、
古い私は?そんなことにかなり拘りたいとも思っています。

雑誌の売れない時代、洋服の売れない時代は、私たちこの業界と人に突きつけられた挑戦状。
きっと今までの何か大事なもの、本質を忘れてしまったこと、手を抜いてきてしまったことへの、、、結果なのかもしれません。

だから、もう一度考え悩み作り直していければ。

人の手、頭、思いのこもったものを。

今週は多くの方とお話しながら、そんなことも感じた私です。

Comment [1]

はじめまして、稲越です。
みどりさんのブログを最近、気になってチェックしているのですが、今日の内容はとても共感しましたのでいてもたってもいられず、コメントを書かせていただきました。
みどりさんのおっしゃる通りだと思います。最近の日本人は僕も含めて、自分の仕事に思いをこめて丁寧に仕上げるということをおざなりにしてきていると思います。それは雑誌やファッション業界に限らず、あらゆる業界に共通して言えるのではないかと思います。日本人に本来備わっているはずのサムライ魂をもった職人たちが減ってきたなあとつくづく感じます。僕もそのうちのひとりかも知れないと猛省し、居を正そうと考えさせられたみどりさんの今回のブログでした。

※ コメントはすぐに反映されません。公開されるまでにお時間をいただきますのでご了承ください。

このページの上部へ

ARCHIVES