私はいくつになっても、忙しくバタバタ追われていることが多いからでしょうか。
静なる時間が時々とても大切だと、最近ますます感じることが増えています。先日も、以前からから大好きだったし興味のあった杉本博司氏の時間の終わり(写真展)を見に行って来ました。
白と黒、グレーとしろ、光と影、表と裏、彼の物を見る目、表現する気持ちなど、何だか心が打たれて何時間もその空間に自分を置いておきたい、そんな衝動にかられてしまいました。
能の舞台とのコラボレーション、暗闇に中に浮かび上がる、彼の美しい写真、日本人でなければ絶対に理解することが出来ない、その繊細な美しさ。
私の中の何かが、引き出され、ゆり起こされたような不思議な気持ち。
仕事をしていて、最近感じている自分の気持ち、何をやるにも一つ一つ丁寧に、拘り、自然に、、、それが出来る職人と呼ばれるような人になりたい。
今まで、感じてきた仕事の仕方とはまた違う自分。
彼の作品を見て、彼のコメントを聞いてつくづく感じた自分の中の正直な答えでした。
拘ること、楽しむ事、学ぶこと、感動を与えることが出来るような仕事、生き方をしたい。
これからの10年そんな気もちで生きていこうと、強く強く感じた時間でした。
そんなことに気づかせてくれた、彼にも心から感謝した、夜でした。
Comments [5]
こちらにコメントを残して良いのか、、、と思いつつも図々しくもコメントさせて頂きます。
あつせ、と申します。
「君、物怖じしないヤツだな。」と良く言われます。。。
先日書かれていた「ぱんつ」の件で、TBつけて頂きまして、こちらにたどり着きました。midroom、復活されていたのですね。今まで知りませんでした。以前のmidroom、密かに、しかし熱心に拝見し、密かに元気を頂戴しておりました。
僕は、工業の世界に身をおく理系男子なので、対極におりますが、みどりさんの書かれる「職人とよばれたい」という気持ちには非常に共感致します。一般の会社では、職人とマネージャーとは相反するところがありますが、それを両立されようとする、両立されていることは、月並みですがスゴイことだと思います。
写真展、職場が近いので年末に行きましたー。
モノトーンをフォーマットとする写真は個人的には好みではありませんが、それでも影の持つ力に心をうたれましたです。それこそが、杉本氏のお力なのでしょうね。
ではー
こんにちは。私も見ました。あの真っ白に写っている劇場や映画館のスクリーンの写真が驚きでした。何が驚きかというと、あのそれぞれの1枚の写真の中に、連続した時間が閉じ込められているんですよね。私は星の写真から写真に入ったのですが、何光年と離れた星から放たれた光が旅して、フィルムに焼きつき、それが自分の手の中にあるという驚きと同じものを感じました。こ
あっせ様
メールをありがとうございました。
お仕事では違う世界で生き学んでる、私とあっせ様のようですが、同じように自分らしく仕事をしたい生きて行きたいという気持ちは大切にしていければうれしいですね。
では、今後とも宜しくお願いします。
書いた本もよろしければ読んでみてく下さい。
男性の方のご意見ご感想のお聞きしたいので。
MIDORI
こ様
メールをありがとうございました。
私は彼の作品の中ではNYで見ていたころから好きだったのですが、海の静かな感じが一番見とれてしまいました。
彼のような人がどんどん日本中から世界に飛び立ち影響力を持つ人が増えてほしいですね。
今後とも宜しくお願いします。
こんにちは。midoriさん。私も日本から世界に飛び立つ人が多くなればいいなと思います。 私も飛び立つだけであれば(笑)仕事が海外ですので、出てはいるのですが。。。 ところで、海の波が動いているようにmidoriさんにも見えましたか? あれは、ビルが揺れている振動でシャッターライトが振動しているためだったんだそうです。 最近、何かのインタビューで杉本氏が話されていました。 私も動いているように見えていて、何か特殊な技かと、ひどく感動したのですが。。。こ
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