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夏のスポーツ

マリンスポーツと言えば今までは、海辺の散歩にお昼寝とまったく積極的でなかった私ですが、逗子の家に行くたびにたくさんのスポーツがあることに気がつきました。
そして、自然相手のスポーツの奥の深さや楽しみを知りたくなっている自分がいます。

そんな中、仕事の仲間の人がやっていると言うアウトリガーカヌーの体験をさせていただきました。
オレンジ色のカヌーは、なかなか気持ちよく、また海の上を予想以上に早く進む感じがとても気持ちよくかなり気に入りました。
4人乗りで息を合わせてこぐことで、風を体に受けるそんなことなんて、大学時代にお堀で授業をさぼり、みんなで乗った千鳥が淵のボート以来の感覚でした。
太陽と海と砂にまみれていると、地球の大きさ、自分の小ささ、人間の出来ることの限界を知り改めて驚きます。
かなわないこと、出来ないこと、それでも頑張ること努力することの意味が一漕ぎ一漕ぎに含まれているようで、なんとも気持ちのよい緊張感でした。
そして、日々、また時間ごとに変わる自然や天候の状況に自分がどこまで対応出来るのか、なんだか試されているようで楽しくてたまりません。
仕事以外の人との出会いや、交わりもこの年になるとだんだん少なくなるので、なんとも新鮮で嬉しい感じです。
毎週はいけないかも知れませんが、頑張って自然とつきあってみようと思っていますので、OHANAHOA の皆様よろしくご指導のほどを。

この夏はまた新しい自分探しに挑戦です。

Comment [1]

『夏の思い出』・・・

夏本番に、アウトリガーカヌー体験の話は、気分的にも最高です。
そこには潮風や、水のにおいがあります。あわせて、夏の風景が
よみがえります。・・・

幼い頃、夏休み最大の楽しみは、江ノ島に行くことでした。夏本
番は8月なのですが、父や母曰く『8月になるとクラゲが出る』
とか。そんな事を聞かされた心配性の私は、何が何でも7月中に
あの江ノ島に行かなくっちゃ、と心に決め、両親に『いつ行くの』
攻撃を続けるのでした。・・・

泊まる場所は父の勤めていた会社の寮で、抽選です。しかし、社内
で根回しの巧い父のおかげで、いつも希望通りの日に我が家は抽選
に当たり、さっそうと小田急線に乗るのでした。また、この小田急
線のロマンスカーは、私の生まれ育った千駄ヶ谷の家の裏に住んで
いた伯父が、『東京電力勤めだから取れるよ』と指定券を買ってくれたものでした。ロマンスカーは東京電力の電気で動いているか
ら、なのだそうですが・・・。・・・

とにかく、あっと言う間に一家を乗せたロマンスカーは、片瀬江ノ
島駅に到着です。駅から寮までは、土産物屋が軒を連ね、浮き輪、
水中メガネ、モリなど、少年の心を揺さぶるものばかりが目にとび
込んだものです。中でも、私が最も『海に来た!!』と小躍りする程
に喜んだのは、網に入って、流れる水の中で売られているサザエ、
ハマグリの類でした。ああ、夏の海!!・・・

寮に着くと、毎年抽選で当たっていることもあり、すっかり顔なじ
みの寮の方々に挨拶をします。昼間は、日帰りの人たちと一緒に一
階の大広間で過ごします。そこおける私の『夏』は、なんと言って
も大きなヤカンに入った麦茶でした。生活習慣で、家では麦茶を作
らない家庭だったので、江ノ島の寮で飲む麦茶は毎年、『夏の味』
の王様だったわけです。・・・

海に入っては寮に戻るたびに、庭の砂が足につきますから、冷たい
シャワーで砂を落とし、寮の方が切ってくれるスイカを食べる・・・
夢のような夏の思い出です。思えば、あの頃と変わらない気持ちの
自分がいます。相変わらず網に入ったサザエを見つけると、そこが
イトーヨーカドーの鮮魚部でも、きちんと立ち止まって夏を喜んで
いるわけです。

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